続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らあめん 満来」【新宿西口】

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◆「らあめん 満来」【新宿西口】

 ◎「チャーシューざる」一三五〇円

 …火曜日。
  毎日、暑いんだか涼しいんだか分からない様な陽気で、疲労感が増す。
  とは言え、毎日、汗だくで常に手巾が手放せない状態なので、未だ夏だ。
  如何してこうも汗を掻くのだろうか。
  其れだけで不快感が増幅され、ストレスが募る…。
  さて、話は遡って火曜日。
  四連休明けの此の日は、重苦しいサザエさん症候群を抱え乍ら出勤。
  午後からBOOK厚木に出掛けねば成らず、十三時に移動を開始する。
  山手線に乗車し、新宿駅で乗り換える序に、昼御飯を摂ってみようかしら。
  「ラーメン二郎 新宿歌舞伎町店」、「ラーメン二郎 新宿小滝橋通り店」、
  候補は多く、魅惑的な店が揃っているが、何れも駅から少し遠い。
  めっきり、何もかもが億劫に成ってしまっているので、駅から至近が好ましい。
  と成れば、此方の「チャーざる」に逢いたくなる。
  十三時半に到着すれば、待ちは数名と、願ったり叶ったり。
  直ぐ様、券売機で食券を購入し、待ち席に着席し、程無くして食券回収。
  五分程で席に案内され、冷水を汲み、出来上がりを暫し待とう。
  厨房内は男性四人体制で、玉川カルテットと同じ編成。
  一〇分程で、つけ汁、麺の順番で配膳される。
  六月一日以来、約四ヶ月振りの対面だが、相変わらず、素晴らしい盛りだ。
  いざ、麺を手繰り、叉焼が犇めき合うつけ汁の隙間に捻じ込む様にして、
  麺を浸し、此れを啜り、じっくりと味わう。
  最近は「らぁめん ほりうち 新橋店」に慣れてしまったが、矢張り、
  酸味が程好く効いている方が心地好く、個人的には好きだ。
  丁寧な仕事が施されているであろう鶏清湯スープは、滋味溢れる味わいで、
  すっきりとしつつも、鶏油の深いコクが加わり、じんわりと、且つ、
  強烈な旨味が浮かび上がって来て、此れに酢と七味唐辛子が存在感を示す。
  鶏ガラの旨味もそうだが、多分に、叉焼からも旨さが染み出していよう。
  醤油ダレも切れが有り、塩気もきつさが無く、優しさが感じられる。
  麺は加水率高目のツルツルした御馴染みの麺で、ややピロピロ感が有り、
  適度な滑りと、モチモチとした食感で、スルスルと喉の通りも良い。
  流水で〆られ、水切りも確りとされており、抜かりは無い。
  量も多く、四〇〇グラムは有りそうな盛りだが、多さを感じさせない程だ。
  さあ、叉焼だ。
  先ずは、器の底に沈んだ刻み叉焼から頂けば、うん、ホロっと解れる。
  上に盛り付けられた大振りの叉焼は、豚肩ロースと思われ、スープで煮込まれ、
  醤油ダレに漬け込んだ、味付けも濃過ぎない絶品だ。
  ふわっとした口解けで、赤身がホロホロと解れ、脂身はプルンとして濃厚。
  パサつきや豚臭さなんて物は無縁で、一三五〇円払ってでも頂く価値は有る。
  一見、暴力的にも見えるつけ麺だが、昔乍らの味わいが懐かしさも感じさせる。
  最後はつけ汁をグイッと飲み干し、残さず滋養を摂り込む。
  定期的に味わいたい、素敵なつけ麺だ。