続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン二郎 池袋東口店」【池袋】

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 ◎「ぶた入りラーメン」八〇〇円

 …木曜日。
  今週に入り、三月一日以降のGHQ施政下での内示を受け、既に席替えも完了し、
  未だ何も開示されていない事も多々有るが、刻々と余命は無くなっている。
  とは言え、すべき仕事は変わらずに有り、有り触れた日常が遣って来る。
  さて、話は遡って一昨日。
  此の日はと言うか、今週は比較的穏やかで、業務量は然程多くはない。
  二月と言う季節柄も有るのだろうが。
  此の日も唯一の息抜きである昼御飯を摂りに、十四時を前に外に出る。
  前日、余りの空腹感で此方に伺おうと思うも、仕事で抜けられず、
  仕切り直しとばかりに、一日遅れで御邪魔する。
  十四時の四分前に到着すれば、先客は七人の待ち。
  店外で二分我慢し、店内に入り、何時も通りの食券を購入。
  厨房内は先週と同じ布陣で、調理担当は昨年前半に見掛けたマスクマン氏。
  助手は御馴染みの刺青の店員氏で、勤務形態が気に成る。
  定期的に早番、遅番、「新宿歌舞伎町店」との入れ替えが有るのだろうか。
  其れは兎も角、食券の改札を受け、一度に十一人分を拵える様だ。
  其れだけの大量調理は、技術が伴わないと難しいだろうな。
  途中、「麺硬めの方居ますか?」と挙手を求められるが、僕は普通で。
  冷水を汲み、蓮華を手に取り、店着から十一分後にやっとヨッコイショーイチ。
  客席には若い婦女子二人組が、ちまちまと、麺を一本ずつ手繰っており、
  道理で回転が悪化する訳だと、随分と納得してみる。
  又、中華人民共和国人も襲来している様で、其の帰り際に助手氏から、
  「サンキューベリーマッチです」、「野菜が多くてデンジャー」と声が出る程。
  何時か此方の事を「我が国固有の店舗」だと、報道官の華春瑩が言いそう…。    
  食券を提示し、六分程で助手氏から「今日は如何しましょう?」と訊かれ、
  「脂で」と御願いし、丼を受け取り、手元へと下ろす。
  すっかり見慣れた佇まいだが、僕の心は、毎度お騒がせされている。
  中山美穂木村一八も吃驚で、Romanticが止まらないわさ…。
  さて、先ずは蓮華を手に取り、プースーから啜ろう。
  何時に無く、表面に油層が分厚く構築されており、プースーは熱熱。
  猫舌泣かせで、食道が焼ける様だ。
  安定した乳化度合で、円やかなコクの中に、醤油ダレの切れが主張している。
  思わず、「あ゛ーっ」と心の中で唸ってしまう。
  野菜は今回も卓上の醤油ダレをドレッシング感覚でぶっ掛けずに、
  味付け脂をかって食べれば、コッテリ感と塩気が堪能出来て良い。
  もつ鍋の様なプルンとした、濃厚な味わいで、具としても立派に成立する。
  麺に取り掛かれば、硬めで発注せずとも、十分な腰と張りと弾力。
  粉の風味もふわりと感じられ、縄の様な太麺は食べ応え満点。
  一心不乱に、豪快に音を立てて啜らにゃいかん。
  ちまちまと、ゲッティーでも啜る様に御壺口で食んでいる様じゃ駄目だ。
  豚はと言うと、調理担当氏が替わった前回から、時を同じくして改善傾向。
  今回は赤身、端っこの部位が多目で、味が確りと染みており、
  パサパサと言う感じは無く、しっとり感が有り、ホロっと解れる感覚。
  時折、隣客の丼から漂う大蒜の香りに鼻腔が反応し、入れられない悔しさを実感。
  一〇分程で汗だくで平らげ、午後の業務に戻るポンコツおぢさん…。