続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン二郎 池袋東口店」【池袋】

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 ◎「ぶた入りラーメン」八〇〇円

 …火曜日。
  今週は、週の真ん中モッコリ水曜日に祝日が挟まった分、心身は比較的安らか。
  春分の日は、昨年亡くなった祖母の墓参に帰省するも、まさかの大雪。
  四十九日の納骨の日は土砂降りの雨で、中々に上手く行かない様だ…。
  帰ったら帰ったで、小学生の偏差値二の甥は、気でも触れたかの様に五月蠅く、
  偏差値三の僕からしたら、遥かに馬鹿だ。
  さて、話は遡って火曜日。
  翌日が祝日と言う事も有り、華金の様な感じで、些か、気持ちは軽やかか。
  とは言え、華金の浮かれ気分を最近は味わった事なんぞ無いが…。
  唯一の外出の機会である昼御飯は、如何しようかと考える。
  惹かれるが、もう少しぶっ飛んだ物の時にしようと、毎度の此方へ流れ着く。
  十四時の十二分前に到着すれば、店外に待ちは無く、店内に先客四人の待ち。
  直ぐ様、店内に入り、券売機で何時も通りの食券を購入する。
  厨房内は安定の組み合わせで、個人的には万々歳、朝鮮語ならマンマンセー
  北の将軍様の形状が「奥歯」と揶揄われている様だが、言い得て妙だな…。
  途中、食券の改札を受け、冷水を汲み、蓮華を取り、席が空くのをヂッと待つ。
  下の毛も生え揃わない様な、ゆとり世代三人組が巫山戯ていて箸が進まず、
  人が食べて居るのを動画で撮ったりと、そんな暇が有ればとっとと喰え!
  春休みに成ると、こう言うのが蠢き、繁殖し始めるから鬱陶しい。
  此の手のラーメンは、自分で稼ぐ様に成った金で食べてこそ旨いのだよ。
  そんな回転率悪化の癌も居り、十二分程待ち、やっとこヨッコイショーイチ。
  麺の硬さは普通で御願いし、着席から七分程で無料の乗せ物を訊かれ、
  大蒜を入れたいのを毎回堪え、「脂で」と御願いする。
  さて、毎週、進化を続けているラーメンは、今週は如何だろうか。
  丼を受け取り、手元に下ろせば、不揃いの豚が威圧的に寝そべっている。
  先ずは蓮華を手に取り、プースーから啜ろう。
  調理担当氏が替わってから、乳化度合はやや抑え目で、醤油ダレの味わいが立ち、
  コクの中にも切れが感じられ、硬軟織り交ぜられた感じで、此れは此れで美味だ。
  乳化の進んだ、とろんとした円やかな物も勿論好きだが。
  表面には油層が構築され、コッテリ感と、プースーが冷め難いのも有り難い。
  野菜はシャキシャキ寄りの茹で加減で、さっぱりとしている。
  卓上の醤油ダレをドレッシング感覚でぶっ掛けずに頂くのが最近の常。
  味付け脂を御数代わりにかって頬張れば、十分に味付けが施される。
  麺を引っ張り出せば、御馴染みの自家製麺で、此の太さが力強い。
  啜り上げれば、表面の滑りが心地好く、粉の風味もふわっと立ち上る。
  噛むとモッチリとして、粉の風合い、旨さが際立ち、実に秀逸な麺だ。
  硬めで発注せずとも、ムチッと、ミシっとした腰と弾力、張りが堪能出来る。
  さあ、豚だわね。
  見た感じは良さ気だが、実際に頂くと、年初の様なパサパサ感は無いが、
  此処数週間、ずっと進化を続けている中に於いては、一休みと言った感じ。
  言うなれば、三歩進んで二歩下がり、人生はワンツーパンチだ。
  赤身の部位が殆どで、ホロっと解れるのだが、前週、前々週よりは劣るか。
  其れにしても、色々な客が居る様で、後から右隣に座った御仁は、
  無料の乗せ物を訊かれ、「脂、辛目無しで」と告げ、調理担当氏が一瞬固まり、
  「野菜、大蒜で良いですか?」と返し、何で態々ややこしくするのだろうか…。
  季節の変わり目だからだろうか。