続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ステーキ 宮」【東大宮】

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 ◎「てっぱんステーキランチ(240)」二五七〇円

 …唯一の希望の週末の休日も、もう最終日。
  昨夜は珍しく家で少しばかり酒を呑んだ所為か、夜中に変な夢を見たり、
  魘されたり、相変わらず、熟睡とは程遠い感じで、明け方からサザエさん症候群
  朝は七時には起き出し、何をする訳でもなく、薄ぼんやりと過ごす。
  午前中は極めて自堕落に、非生産的に過ごし、十一時半に寝る始末。
  二〇分程気絶し、何とか復活し、昼御飯を摂りに出掛けてみる。
  北本の「支那そば 心麺」で「白メンマの塩チャーシューメン」で、
  ロース肉のホロッホロの叉焼を堪能するか、将又、肉を喰らいたい。
  良し、二年前に、遂に大宮市内に新規開店した此方へ突撃してみよう。
  深谷生まれの僕としては、すっかり御馴染みなのだが、世間的には未だらしい。
  実家に帰省する度、食事は何が良いかと訊かれ、必ず此方を指名する程。
  昨年九月、祖母の葬儀で帰省した際に御邪魔して以来か。
  店に着き、大して待たずに席に通されるが、何処も彼処も餓鬼が五月蠅い。
  彼奴等はヂッと大人しく出来ないものだろうか。
  尻に蟯虫でも居るんじゃなかろうか…。
  さて、肉はと言うと、此方では此れしか無い。
  以前、「宮ロースランチ」と言うのを発注したら、人工的に油脂を注入した、
  ヴヨヴヨの、何とも気持ち悪い食感の成型肉だったので、此れに限る。
  「創業の味」と謳っており、昔からの肉肉しさを味わえるので。
  折角なので、一五〇グラムではなく奮発して二四〇グラムで。
  焼き方は若焼きで御願いし、テレレは勿論、「宮のたれ」に決まっており、
  御飯か麺麭か、勿論此れも、白米と決まっている。
  肉が焼き上がる迄、飲み放題のプースーで間を繫ごう。
  プースーも此方では「コーンスープ」、所謂、玉蜀黍汁と決まっている。
  甘味の有る、円やかで優しい味わいで、此れを三杯も啜れば肉が配膳される。
  ヂウヂウと音を立て、女中さんが「宮のたれ」をぶっ掛けて呉れると言い、
  豪快にドヴァっと打ちまければ、何とも言えない芳香が立ち上り、充満する。
  早速、不器用に肉切りと肉刺しを駆使し、肉を切り分けたら、
  白米に卓上の岩塩を挽いて味付けし、さあ、肉を喰らおう。
  血の滴る様な若焼きで、脂身の少ない、所謂、腹身肉なので軟らかく、
  適度な噛み応えが有り、噛み締めると肉の旨味が染み出し、肉肉しさ満点。
  此の歳に成ると、カルビの様な脂の多い肉より、赤身を沢山食べたい。
  そして、何を置いても、「宮のたれ」、此れに限る。
  ビフテキを此の「宮のたれ」で頂いてしまうと、他のテレレじゃ物足りない程。
  「宮のたれ」には、補助原料の醤油、酢を含め、保存料を全く使用せず、
  品質を保つ為の加熱処理もしていない生テレレで、原材料は玉葱、大蒜、醤油、
  酢のみと、極めて簡素なのに美味しく、約三週間も熟成されると言う自慢の逸品。
  さっぱりとしているのだが、香ばしさとパンチが有り、唯一無二の味わい。
  此れ以上のビフテキのテレレを僕は知らない。
  肉の旨さを引き出し、引き立て、最大限に美味しく肉を喰わせる珠玉のテレレ。
  白米も確りと御替わりし、久し振りに肉を喰らった満足感一杯で退店。
  其れにしても、汗だくで、もう夏だな。
  スギちゃんだったら、服の袖を引き千切ってやりたい程だ…。