続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らーめん つけめん 鶏の穴」【池袋】

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 ◎「アゴつけ」八〇〇円

 …月曜日。
  今週も、やっとこさっとこ、やっとの思いで、何とか週末の休日に漕ぎ着ける。
  つい此の間、マッカーサーが来たと思ったら、もう梅雨だ。
  ヂメヂメとした蒸し暑さが苛々を募らせ、ぢわぢわと心身を蝕んで行く。
  如何してこんなにも汗を掻くのか。
  汗さえ掻かなければ、夏は何とか乗り越えられるのに。
  なので、自ら運動をして汗を掻く人の気が知れない。
  金を払って会員に成って、運動をして汗を掻いて疲労する。
  馬鹿じゃなかろうか…。
  さて、話は遡って月曜日。
  月曜日の憂鬱と来たら、途轍も無い絶望感で、出口の無い隧道に潜り込んだ様。
  こんな日の昼御飯は、少し気が晴れる様な物を頂きたい。
  と言う訳で、月も改まったので、此方の月替わりのラーメンを頂きに。
  先月の物は三度目の登場で惹かれなかったが、今月の物は初登場で非常に魅惑的。
  一応、今年の限定メニューを振り返ってみようかね。
  一月は「鶏白湯の担々麺」、二月は「ピリりと辛い味噌らーめん ちょいみそ」、
  三月は「とりちゃんぽん。」、四月は「Lemon~あっさりあえSOBA
  ペペロンティーノ風~」、先月は三度目の御出座し「酸味と辛味のハーモニー
  帰ってきた さんらーたん。」と来て、今月は「アゴつけ」とな。
  最早、鶏が主役ではなくなり、魚を前面に押し出して来るとは。
  券売機で食券を購入し、木戸を開けて中に入り、空席にヨッコイショーイチ。
  食券を手渡し、冷水を呷り、出来上がりをヂッと待とう。
  そして、一〇分程で「限定で~す」と配膳される。
  つけ汁は半透明で澄んでおり、蒸し暑い季節には軽めで良さ気だ。
  麺の上の炙られた刻み鶏叉焼、白髪葱をつけ汁に移し、いざ頂こう。
  麺を手繰り、つけ汁にドヴンと浸し、一気に啜り上げる。
  アゴ、即ち、飛魚の煮干しと昆布から出汁を採ったと言うあっさり味。
  ぢんわりと魚介系の出汁の旨味が浮かび上がって来て、口内にゆっくりと、
  深く味覚に浸透して行く感覚で、偶には鶏白湯以外も良いな。
  テレレは塩ダレの様で、胡椒のヒリリとした爽やかな辛味が印象的。
  麺は中細程度の太さで、冷水で確りと〆られ、するすると入って行く。
  噛むとポキポキ、コリコリとした音がする程で、腰と弾力が効いている。
  加水率も高目で、つるつるとした口当たりで、涼やかで柔靭な佇まい。
  鶏叉焼は表面が軽く炙られており、香ばしさが感じられる。
  のりピーは鶏叉焼でも「炙り」が好きだろうか…。
  部位は腿肉なので、確りとした噛み応えと、ぶるんとした皮が魅力。
  つけ汁には木耳の塊が数個沈んでおり、コリッとした軽快な食感。
  暑い時期はごてごてとした物より、こうしたさっぱりした潔い麺が良い。
  最近、饂飩、蕎麦、冷麦、冷やし中華ばかりを身体が欲するので…。
  最後はつけ汁を飲み干し、アゴ出汁を余す事無く摂取する。