続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン二郎 池袋東口店」【池袋】

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 ◎「ぶた入りラーメン」八〇〇円

 …火曜日。
  事に依ると、此れは未だ、梅雨は明けていないのではなかろうか。
  先週の猛暑は、偶さかの梅雨の晴れ間だったに違いないと思っている。
  此の気象は如何考えても可笑しい。
  こんなに早く梅雨が明ける訳がないし、雨の降り方も尋常ではない。
  此の国は完全に如何にか成ってしまっている…。
  さて、話は遡って火曜日。
  週が明け、月曜日は此方が定休日なので、火曜日に成ると真っ先に、
  此方のラーメンを頂きたい衝動に駆られ、取りも直さず現場に急行する。
  もう、中毒だね…。
  十四時の十一分前に到着すれば、おっ、先客二名と奇跡だ。
  直ぐに店内に入り、何時も通りの食券を購入し、冷水を汲み、蓮華を取り、
  三分足らずで席が空き、熟練のマスクの店員氏に促されてヨッコイショーイチ。
  回転が早いが、入口付近では、印度人二人組がラーメンを啜っている。
  此れが牛骨ラーメンだったら駄目だが、豚ならばヒンズー教は良いのか…。
  さて、食券を提示すれば、最早、麺の硬さは問われず、調理が開始されている。
  調理担当は何時もの若手の店員氏で、すっかり御馴染みの組み合わせ。
  安定感が出て来た感じだ。
  出来上がりを待つも、此れ又、無料の乗せ物を訊かれる事も無い。
  熟練のマスクの店員氏が、「ブー、脂」と告げると丼が出て来る。
  即ち、「御馳走様でした」と声を発する迄、一言も発せずに啜れると言う寸法。
  すっかり見慣れた佇まいのラーメンだが、毎回、心躍る気持ちにして呉れる。
  蓮華を手に取り、先ずはプースーから啜ろう。
  今回も又、表面には分厚い油層が構築されており、味付け脂の周辺を啜れば、
  醤油ダレの切れが感じられ、徐々に、円やかな微乳化度合のコクが伝わる。
  醤油ダレの味わいや円やかさが突出する訳ではなく、均整が取れた感じ。
  続いては、此方での御愉しみ、味付け脂を御数に野菜を頬張る行為に取り掛かる。
  ぷるんとしたコラーゲンたっぷりの味付け脂は、醤油ダレを確りと吸い、
  濃い味で素晴らしく、延々と際限無く食べ続けられそうだ。
  野菜のさっぱり感を味付け脂が補完し、味付け脂のこってり感を野菜が中和する。
  御飯にぶっ掛けて掻っ込みたいと言う夢は叶う訳が無いが、夢は夢の儘で良い。
  麺を引っ張り上げれば、例によって、濛々と湯気が立ち上る。
  同時に、粉の香りが仄かに鼻腔を掠め、麺の力強さが感じられる。
  噛むともちっと音がしそうな程で、硬めで発注せずとも十分な腰と弾力。
  此の麺を、夏季限定の「つけめん」で、冷水で〆た状態でも頂いてみたい。
  然し、「ぶた入りラーメン」に脂の客として認識されているのに、
  裏切って「つけめん」と頂くだなんて、中々に難しいな…。
  豚はと言うと、今回は赤身が殆どで、脂身が少ない分、蕩ける感じは無いが、
  適度な噛み応えと軟らかさを兼ね備え、及第点と言った出来か。
  此れからは汗だくで厳しく成るので、少しでも気温が低い日を狙い撃ちで、
  何とか御邪魔するしか無いかしら…。

~御負け~
木曜日の「カレーハウス CoCo壱番屋」の「チーズカレー」七〇一円。
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