続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「中華そば 青葉」【東池袋】

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 ◎「特製中華そば」九〇〇円

 …木曜日。
  夏休みが終わり、池袋の街は糞餓鬼やゆとり世代が駆除、駆逐され、
  漸く、少し真面な状態に戻って来たが、其れでも人間の数は多いわね。
  少し落ち着いて来たので、「日光六〇」に近付いてみよう。
  夏休み期間中なんざ、目も当てられない惨状で、糞餓鬼や躾の出来ない馬鹿親、
  有象無象がうようよとしていて、屍骸に蛆虫が湧いているかの様。
  其の連中が一掃され、漸く、平安が訪れる。
  暫く、食べたくても食べられなかった此方のラーメンを頂こう。
  待ちも無く、すんなり入店出来そうで、即座に食券を購入。
  カウンター席に座る様に促され、食券を提示してヨッコイショーイチ。
  冷水を呷り、暫し、ヂッと待つ。
  相変わらず、此方の厨房内は純国産の布陣で、浅黒い彼方の方が居ないのが貴重。
  外食産業で、日本人の労働力が確保出来ると言うのは、其れに越した事は無い。
  そして、一〇分程で、見た目にも麗しい、淑女の様な容姿端麗なラーメン登場。
  六月二十七日以来、約二ヶ月振りの御対面。
  先ずは蓮華を手に取り、プースーから啜ろう。
  あ゛~、文句無しに旨いわね。
  魚介系の馨しい風味と、動物系の力強さが上手く同居している。
  「青葉」自慢のプースーと言えば、東京ラーメンと九州ラーメン、
  両方の良さを取り入れた物で、東京ラーメンは香り高い和風出汁と、
  九州ラーメンの濃厚なコクを合わせたダブルスープが最大の売りだ。
  九州ラーメンの豚骨、鶏ガラと言った動物系スープから脂を分離し、
  コクだけ残したスープと、其れに負けない様な濃い、鰹節、鯖節、
  煮干しと言った魚系の和風スープを別々に抽出して合わせると言う。
  そして、一般のラーメンの約三倍のゼラチン質が含まれていると言い、
  豚骨、鶏ガラを贅沢に使って実現したと言い、膠原質豊富なスープは、
  濃厚な上、脂分や塩分を控える事が出来、塩分は一般の約三分の二だと言う。
  又、膠質は、美肌効果などで注目されている膠原質と略同じ物で、
  化粧品や食品に使用されている膠原質の大半は、豚から抽出した物の為、
  女性を始め、僕の様な美肌を心掛けているおっさんにも御薦めと言う。
  此の陽射しで御肌の損傷が酷いので助かるわぃ。
  続いては、麺を手繰って啜ろう。
  饂飩と中華麺の良さを合わせた物で、此方で開発した物を使っていると言い、
  特に小麦の風味を活かす為、作り立てに拘っていると言う触れ込み。
  するすると、何の躊躇いも無く入って来る麺は、実にしなやかで、
  喉越し、啜り心地が良く、ぷりっとした食感も感じられて躍る様だ。
  そして、矢張り、華は叉焼だ。
  ボンレスハムの様な肉塊から切り出され、外縁は厚く、内側に向かって薄く、
  食感が変わる様に切られており、ホロっと解れ、とろんと蕩ける、
  何とも絶妙な出来栄えで、筆舌に尽くし難い軟らかさと旨さに脱毛、否、脱帽。
  何せ、箸で持ち上げる事すら困難な程に軟らかく、絶品の代物。
  味付け玉子は半熟で、黄身が濃厚で、程好い半熟加減。
  具は他に麺麻、海苔、鳴門で、葱は入れ忘れられかしら…。
  最後は、滋養溢れるプースーを残らず飲み干し、満足して退店。
  定期的に味わいたいラーメンである。