続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ジャンクガレッジ イオン北戸田店」【北戸田】

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 ◎「まぜそば 玉子あり(大盛)」八八〇円
 
 …生きる希望、縋る一縷の望みである週末の休日も、呆気無く終わろうとしている。
  ホッと一安心するのは、金曜日の晩と土曜日の午前中迄で、
  徐々にサザエさん症候群の症状が重篤に成り、余計な事はしない様にし、
  家でヂッと大人しくして、翌日からの一週間、不穏な事が起きない様に、
  息を潜める様にして祈り、去り行く休日を嘆き悲しむより他無い。
  昨日、榛名富士の空中索道で上迄行き、其処から一〇分程の山道を登り、
  山頂の榛名富士山神社の小さな社殿へと詣でた所為で、脹脛が筋肉痛気味。
  身体も怠いので、ずっと寝て過ごそうと思うも、如何言う訳だか、
  「ジャンクガレッジ」の「まぜそば」の味が矢鱈と想起される。
  心身が疲労で大蒜を欲している証だなと勝手に解釈し、十一時半に家を出る。
  数有る店舗の中から、序に食料品の買い出しも出来る此方に決定。
  十二時半過ぎに到着し、二階の簡易的食事処が密集している区画に行けば、
  まあ、居るわ居るわ、何処から湧いて出たのか、幸せを装った家族連れや、
  奇声を発して、涎を垂らして走り回る、知能が欠如している糞餓鬼がうようよ。
  一網打尽にして、何処かの会社社長と一緒に月に送還してやりたい…。
  何とか席を確保し、一目散に此方へと急行する。
  運良く、待ちは無く、直ぐ様、発注をして会計を済ませる。
  無料の乗せ物は、基本的に全増しに成るらしく、不要な物を告げる様にとの事。
  こちとら、大蒜補充に来た上、毎度必ず全増しなので、何ら問題は無い。
  発信機を渡され、呆け老人が何か起きたら釦を押す様に持たされているかの如く、
  薄ぼんやりと、隣の囂しい糞餓鬼に苛々し乍ら、グッと堪えて耐えて待つ。
  一〇分間、忍耐の時を過ごし、ピィピィと発信機が鳴り響き、席を立つ。
  ずしりと重たい盆を受け取り、席に戻り、ヨッコイショーイチ。
  「ジャンクガレッジ」自体は、八月十四日以来、二ヶ月半振り、
  「イオン北戸田店」は昨年一〇月九日以来、一年一ヶ月振りの御対面。
  身体に悪い物、精の付く物を身体が欲しているのだから仕方無い。
  箸を割り、先ずは御決まりの攪拌と言う名の破壊活動を行う。
  中央の温泉玉子を中心に、鰹節、揚げ大蒜、揚げ玉葱、茹で野菜に加え、
  無料の乗せ物の「ニンニク」、「アブラ」、「チーズ」、「ベビースター」、
  「エビマヨ」、「辛味」と、麺、テレレをぐちゃぐちゃに、ぴちゃぴちゃ、
  にちにちと卑猥な音を立て乍ら混ぜ合わせ、ざっくりと味を馴染ませる。
  混ざり過ぎて味が均一化しない様、注意を払いつつ、豪快に掻き混ぜる。
  そして、見栄えが汚らしく成った所で、箸で手繰り、此れを啜る。
  鰹節の馨しい香りが鼻腔を擽り、初めの内は「エビマヨ」が強めに感じられ、
  此れにズーチーも蕩けて加勢し、「ベビースター」のカリポリした食感、
  大蒜のガツンと来る刺激と辛さが伝わり、正に、求めていた味わいだ。
  テレレは秘伝の醤油タレに、要と成る旨味が凝縮されたスープを合わせ、
  麺と混ぜ合わせ、大蒜と黒胡椒の効いた濃厚な後引く味わいと言うのが売り。
  プースーは拳骨、鶏ガラ、背ガラ、モミジ、香味野菜を八時間丹念に炊き込み、
  旨味だけを凝縮し、ゼラチン質たっぷりのスープに背脂を投入する事で、
  凝縮されたスープにコクと旨味と甘みが加わり、麺との絡みが格段に増し、
  混ぜた瞬間に麺を離さない、パンチの効いたスープと言うのが謳い文句。
  麺は御馴染み、「ニッセーデリカ」の特注麺。
  強靭な腰を持つゴワゴワした極太麺は、強力粉オーションだけで打たれ、
  強い小麦の風味を持ち乍らも独特の食感を持ち、ジャンクなスープに負けない、
  強靭な歯応えと食べ応えが売りで、畝った縮れ麺はモチモチ感が強い。
  豚はと言うと、往年の秀逸さは欠片も無いが、臭味やパサつきも無く、
  改善傾向なのは嬉しいが、当時の豚は、「ジャンプ」でしか頂けない。
  此処最近で一気に耄碌したのか、大盛りにしなくても良かったと思う程で、
  後半は腹がくちく、随分と衰え、歳を取ったなと痛感…。
  何とか平らげ、最後は残ったテレレも流し込んだが、歳は取りたくないわね。
  登り切ってもいないのに下り坂だ…。