続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン二郎 池袋東口店」【池袋】

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 ◎「ぶた入りラーメン」八〇〇円

 …木曜日。
  何だか、最近は「麺処 花田」と此方の記事しか書いていない様な感じだ。
  週五日の内、二日は其の二店、其れ以外は「カレーハウス CoCo壱番屋」、
  「はなまるうどん」、「小諸そば」、「麦当劳」と言う様な輪番。
  「伝説のすた丼屋」にも行きたいのだが、如何せん、地下なので電波が悪く、
  脆弱なボーダフォンでは、携帯電話が役に立たないので回避している状況…。
  と言う訳で、木曜日とも成ると瀕死状態なので、此方で英気を養いたい。
  十四時の七分前に到着すれば、良し、行列無し。
  おっ、待ちは五人、即ち、直ぐに店内に入る事が出来る。
  食券を購入し、前の客が並び方が下手なので、窮屈な体勢でヂッと待つ。
  如何して、前が空いているのだから詰めようとしないのだろうか。
  携帯電話に夢中で、周囲が全く見えていない、見ようとしない、
  そう言う人間で、今迄も、此れからもずっと、そうして生きるのだろうな。
  可哀想に…。
  さて、厨房内はすっかり御馴染みの組み合わせの店員氏。
  食券を購入して直ぐに、僕の分迄は今の調理で提供すると言う。
  相変わらず、調理の手際が良いと言うか、前のめりの段取りの良さ。
  冷水を汲み、蓮華を手に取ると、食券を見せる様に促されたのも束の間、
  無料の乗せ物を早くも訊かれ、「脂で」と告げる。
  然し、席は未だ空く気配が無い。
  入店から七分後、十四時には既にラーメンが完成している。
  客はのんびりと啜っており、時間が掛かりそう。
  携帯電話の親方みたいな端末で何かを観乍ら啜っている馬鹿が居る。
  歩き乍ら携帯電話を弄る馬鹿もそうだが、法律で罰則を設けないと駄目だ。
  即射殺とかね…。
  僕のラーメンは厨房内に置かれた儘、調理担当氏は後続客の調理に取り掛かる。
  早くしないと伸びちゃう…。
  其れから二分、逸る気持ちと苛々が綯い交ぜになりつつ待ち、やっとの事で、
  席が空き、食券と引き換えにラーメンを受け取る。
  調理の回転は頗る良く、客の回転が悪ければ、自然とそう成るわね。
  さて、二分間熟成されたラーメンを早速頂こう。
  先ずは蓮華を手に取り、プースーから啜ろう。
  猫舌の僕を気遣って呉れたかの様に、程好い温度に成っている。
  何時もの様に、微乳化程度と思って啜り始めると、丼の中程はと言うと、
  何だかトロリとして、乳化が進んだ様な感じで、とろみすら感じられる。
  否、此れは、麺がプースーを吸い、粉が溶け出したのでは無かろうか。
  思い掛けず、濃厚でとろんとしたプースーを頂けるとは、何とも皮肉だ…。
  お次は、味付け脂を御数代わりに、野菜の山を頂く。
  味付け脂は味が良く染み込み、脂の甘味も有り、量は多くないが絶妙。
  野菜も又、適度に冷めており、猫舌には丁度良く、食べ易い温度。
  野菜のさっぱり感を味付け脂が補完し、味付け脂のこってり感を野菜が中和。
  続いては、二分間「漬け」にした麺を手繰って啜る。
  流石に、濛々と湯気は立ち上らないが、そんなに伸び切った感じでもない。
  口に入れると、普段より一層、ぬめっとした滑りが強めに感じられ、
  ローションプレイか何かの様で、何とも卑猥な口当たりが厭らしい…。
  豚はと言うと、今回のは此れ又、不揃いな感じで、様々な形状の物が入る。
  てっきり、端っこの部位のパサパサした物ばかりかと思いきや、
  赤身の部位はしっとりとして、程好い噛み応えが心地好く、更に此れに、
  ぷるんとした脂身がちゃんと付着しており、蕩ける食感が確りと有る。
  久し振りに神懸った豚に当たったわぃ。
  二分間放置されて耐えて良かった…。
  存分に味わい、即座に席を明け渡し、現実の世界へと引き戻される。