続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「仙臺たんや 利久」【さいたま新都心】

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◆「仙臺たんや 利久」【さいたま新都心

 ◎「牛たん定食(4枚8切)」二一六〇円+「白とろろ」二一六円

 …三連休も早くも中日。
  そろそろ、魔のサザエさん症候群が支配し始める頃合いで、既に気が重い…。
  早目に行動し、早目に帰宅し、月曜日からに備えて静養しないといけない。
  朝は八時前に起床し、風呂に入り、九時に家を出て高血圧の御医者に掛かる。
  久し振りに一四四と言う数値を叩き出し、矢張り、心的警告反応が原因か…。
  降圧のイニシエーションと、胸焼け用の胃薬を処方して貰い、一旦帰宅。
  暫し休んだ後、重たい腰をどっこいしょと持ち上げ、さいたまニュー都心へ。
  先日、映画「ボヘミアン・ラプソディ」を観たばかりと言うのに、
  何年も映画とは疎遠だったが、又しても、是非とも観ないといけない映画が。
  十一時過ぎに到着し、混み合う前に、先ずは昼御飯を済ましてしまおう。
  入居している飲食店を検索すると、簡易的な食事処が密集している区画に、
  何と、牛タンの名店の此方が在ると言うので、即決で向かう。
  五月蠅い糞餓鬼や、躾の出来ない馬鹿親の数も未だ少ない時間帯なので助かる。
  席を確保して店舗に出向き、さて、何を頂こうかしらね。
  「牛たん焼(4切)」と、「牛たんカレー」、「牛たんシチュー」、
  「牛たんトマトソース煮」の中から選択出来る「利久セット」と言う物や、
  「牛たん焼(4切)」に「芋煮」が付く「芋煮定食」なんてのも有る。
  然し、矢張り、主役の「牛たん焼」を存分に味わいたいので、
  九月二十二日に「仙臺牛たん炭焼 利久 パルコヤ上野店」でも頂いたが、
  「牛たん定食(4枚8切)」に、奮発してとろろも付けてみようではないか。
  会計を済ませ、呆け老人が緊急の際に釦を押す様に持たされる様な発信機を手に、
  席に戻り、冷水を呷りつつ、薄ぼんやりと空間を見詰める。
  そして、十二分程で発信機がピィピィと鳴り響き、受け取りに立つ。
  嗚呼、何て素敵な定食なのだろう…。
  ヨッコイショーイチし、牛タンと確りと向き合おう。
  先ずは「テールスープ」で口内を湿らせ、牛の越幾斯を徐々に摂り込んだら、
  牛タンに噛り付き、其の旨さをじっくりと、ゆっくりと味わう。
  カリッと香ばしい食感を感じた後、強く歯を押し当てると、さっくりと、
  軟らかさを感じ乍ら噛み切る事が出来、味付け、塩気も絶妙としか言い様が無い。
  毎日丁寧に手入れをした包丁で、牛タン焼に適さない部位を切り落とし、
  軟らかい部分のみを切り分け、牛タンの大きさを見乍ら、最適な厚さに成る様、
  包丁で丁寧に切り、更に、切った牛タンの両面に切れ目を入れる事で、
  厚味が有っても軟らかく噛み切りやすい工夫を施していると言う。
  そして、手振りで塩を振り、牛タン一枚一枚の大きさ、厚味を見乍ら、
  塩加減を調節する熟練の職人による味付けで仕上げ、冷蔵室で熟成させ、
  より軟らかく、牛タンの旨味を更に引き出すと言い、値段に相応しい旨さ。
  慌てて麦飯を頬張り、咀嚼すれば、馬鹿に成ってしまいそうだ。
  立て続けに白菜の御香香も頂けば、全てが調和、融合し、きっぱりと旨い。
  今度は、南蛮味噌と一緒に齧れば、ツンとした心地好い辛味と良く合う。
  そして麦飯を頬張り、白菜の御香香を食み、「テールスープ」で流し込む。
  此の五角食べが愉しくて、美味しくて仕方無い。
  とろろもヅルッとして、相性抜群で滋養に良い事は間違い無い。
  石油を掘り当てたら毎日でも頂きたいな…。
  そんな事を夢見乍ら、存分に堪能し、映画へと出掛ける豚足の様な手のおぢさん。