続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「つけ麺 丸長」【宮原】

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◆「つけ麺 丸長」【宮原】

 ◎「半チャンつけ麺」八四〇円

 …あんなに期待を胸に、待ち焦がれて迎えた三連休も、何てこったい、
  あっと言う間に、いとも簡単に、呆気無く、脆くも終了しようとしている。
  もう終わったも同然で、サザエさん症候群に心身は蝕まれている。
  朝、起きるのが億劫なのだが、早く起きて、早く動き出して、早く帰って、
  早く寝ないといけないと言う葛藤と闘い、八時半にやっと身体が通電する。
  日常は電氣が切れたかの様で、本当は僕は電池式のなのではないかと思う程。
  まあ、単四程度の動きだが…。
  さて、洗車して、昼御飯を食べてとっとと帰ろうと、十一時半前に家を出る。
  洗車場に出掛ければ、何てこったい、全て埋まっており、前に一台の待ち。
  よくよく見ると、硬貨式洗車機を使い終わったにも拘わらず、移動せず、
  其の場で拭いており、場所を明け渡さない馬鹿が二台も居る。
  普通、洗車機を使い終わったら、退避して拭いて、再度使用するなら、
  其の時に又移動すると言うのが、普通の常識的な考えだと思うのだが。
  良い歳をして、如何せ、会社では威張り腐っている様な連中なのだろうな。
  きっと、半島や大陸の血が祖先に居るに違いない…。
  馬鹿の所為で時間を無駄にしつつも、綺麗に洗車し、さあ、腹拵えだ。
  先週に引き続き、ラーメンと炒飯と言う気分なので、良し、此方だな。
  二〇一五年五月九日以来、実に三年六ヶ月半振りに御邪魔する。
  言わずと知れた、「丸長のれん会」の此方。
  十二時四〇分に到着すれば、運良く駐車場に空きも有り、店内も空席が目立つ。
  透かさずヨッコイショーイチし、直ぐに女中さんが注文を訊きに来る。
  此方では「半チャンつけ麺」しか頂かないので、発注し、冷水を汲んで待つ。
  初めて御邪魔した一〇年以上前は、先代が居られたが、完全に代替わりし、
  随分と経ち、御子息がすっかり御店主として切り盛りしておられる。
  直ぐに半炒飯の御香香が出され、ヂッと出来上がりを待つ。
  五分強でつけ汁が、程無くして半炒飯、麺と言う順で配膳される。
  万事が整い、先ずはつけ麺から頂こう。
  自家製と言う平打ち麺を手繰り、ロイクーなつけ汁にたっぷりと浸して啜る。
  つけ汁は御馴染み、甘酸っぱく、ピリ辛な味わいのさっぱり系。
  鶏ガラと思しき、すっきりとしつつも旨味がじんわりと浮かび上がって来る。
  噎せる様な酸っぱさ、歯が痛くなる様な甘さ、焼ける様な辛さではなく、
  醤油ダレとの均整が取れた、調和して均衡が保たれてた味わい。
  麺は加水率高目のツルツルした喉の通りの良い物で、腰や弾力で勝負と言うより、
  スルスルと入って来て、喉越しとつけ汁との絡みを重んじると言った趣き。
  具の短冊状の叉焼は赤身の部位で、確りとした噛み応えで腿肉だろうか。
  麺麻は派手さは無いが、燻し銀の働き。
  此方の師匠である「坂戸丸長」、更に其の師匠の「目白丸長」は未食だが、
  味の祖先を辿って頂くと言うのも良いだろうな。
  さて、炒飯はと言うと、ぱらぱらと米粒が解れ、具の玉葱が印象的で、
  ショリショリとした食感と甘味が主張しており、刻み叉焼とも合っている。
  至って簡素で、つけ麺の邪魔をしない、出しゃばらない炒飯だ。
  炒飯を頬張り、つけ汁で流し込み、三連休最後の昼餐としては最良だ。
  嗚呼、刻一刻と明日が迫っている…。