続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン二郎 池袋東口店」【池袋】

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 ◎「ぶた入りラーメン」八〇〇円

 …昨日。
  年末年始の九連休も無慈悲に打ち切られ、矢鱈と忙しい五日間の労働を終え、
  何もしたくない程にぐったりとして、生きる希望の三連休に辿り着く。
  仕事始め、月初め、一月と言う全てが重なった所為で、毎日、目が充血し、
  頭が廻らなくなり、襤褸雑巾の様な状態で帰り、此の休みは只管に眠りたい…。
  さて、話は遡って金曜日。
  仕事始めから五日目も、怒濤の如く遣って来る電子的書簡の山に悶絶する。
  そんな状況から逃げ出す様に、十四時前に堪らず外へと飛び出す。
  脳味噌に養分と酸素を送らないと死ぬとばかりに、外気を吸い、食事をしよう。
  十二月十九日以来の此方へ、今年最初の訪店。
  十四時丁度に到着すれば、先客は七名なので外で暫し待機。
  一分後に待ち客が少し片付き、店内に入り、何時も通りの食券を購入。
  厨房内は、調理担当氏は昨年八月後半から変わらずで、助手氏が代わり、
  久し振りに御見掛けする彼氏で、年明けに異動が有ったのだろうか。
  冷水を汲み、蓮華を取り、途中で食券の改札を受け、ヂッと空くのを待つ。
  一〇分程、我慢した後、端っこの席が空き、促されてヨッコイショーイチ。
  其れにしても、雑巾で拭かずに帰った馬鹿の後なので、綺麗に拭く手間が加わる。
  規則を守れない人間は二度と来ないで貰いたい…。
  気を取り直し、麺の茹で加減を助手氏に訊かれ、「普通で」と御願いする。
  着席から五分強で、調理担当氏から無料の乗せ物を訊かれ、「脂で」と。
  「脂増し増しで」と御願いしようと思うも、自重してみる。
  丼を受け取り、手元へと下ろせば、矢張り、味付け脂の量は少な目。
  まあ、此れ以上肥えたら、小錦みたいに成っちゃうしな…。
  さて、今年一発目の味わい始めに、先ずは蓮華を手に取り、プースーから啜ろう。
  色味は白濁しており、何時もより気持ち乳化している感じで円やかな味わい。
  とは言え、醤油ダレの切れと旨味もヴィンヴィン伝わり、味覚を撃ち抜かれる。
  昨年後半は食傷気味に感じた時も有ったが、麻薬性、中毒性が有り、
  何だかんだで已められない、止まらない、定期的に摂取したい味だ。
  出来る事なら、魔法瓶に入れて持ち歩き、ゴクゴク飲みたい…。
  続いては、少ない貴重な味付け脂を御数代わりにして野菜を頬張ろう。
  ちっとんべーずつ、小さく箸で千切り乍ら、茹で野菜にかって食べる。
  野菜のさっぱり感を味付け脂が補完し、味付け脂のこってり感を野菜が中和し、
  此の食べ方ならば野菜も苦も無く頂け、今年も最高だな。
  野菜が退いた後は、下から麺を引っ張り上げて手繰って啜る。
  ヌルっとした卑猥な口当たりと、表面のややザラッとした感触が心地好く、
  粉の風味もヴワっと立ち上り、モキモキとした食感の茹で加減も好みだ。
  硬めで発注せずとも、此の腰と弾力を堪能出来るのだから素晴らしい。
  豚はと言うと、昨年末から同様の肉質、部位、切り方。
  赤身と脂身の均整が取れ、厚味こそ無いが、夫々の良さが出ている。
  赤身の部位はパサつきは無く、しっとりとして軟らかく、味が染みている。
  脂身の部位はぷるんとしていたり、ねっとりと濃厚だったりと秀逸だ。
  新年の挨拶代わりの一杯に満足し、ちゃんと雑巾で拭いて御馳走様を言って退店。