続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「定食 山乃家」【蔵前】

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◆「定食 山乃家」【蔵前】

 ◎「しょうが焼き定食(豚肉)」八五〇円

 …水曜日。
  すっかり染井吉野も満開らしいが、そう言う時に限って花冷えに成り、
  今週末に花見を予定している人には、御愁傷様と御伝えしたい。
  過去、凍える陽気の中、震え乍ら花見をした事が有るが、まあ、きついわね。
  果たして、来週末迄、桜が持つか如何か…。
  さて、話は遡って、真ん中もっこり水曜日。
  そう言や、朝はすっかりもっこりしなくなったな…。
  そんな、僕の核燃料棒事情はさて置いて、此の日は何と無く定食の気分。
  月曜日、火曜日と、ラーメン、つけ麺と来たので、偶には挟まないと。
  「ハンバーグの店 ベア」に行くと、店内で待っている人間の影が見え、
  即座に回避し、踵を返し、二週間振りの此方へと向かってみる。
  二十三日で閉店ガラガラに成った「横浜らーめん 寿三家」を見届け、
  国際色の無い国際通り田原町方面に進み、「うどん」の提灯の此方に到着。
  扉を開けて中に入り、女中さんに空いている席にと促されてヨッコイショーイチ。
  献立表を一瞥し、次回は此れと決めていたので、「しょうが焼き定食」を発注。
  後で気付いたが、「しょうが焼き定食(牛肉)」も有るので、伝わったかしら。
  何も訊かれなかったので、普通は豚肉だよなと、そわそわして待つ。
  後続客が続々と訪れ、あっと言う間に、略満席の状態に。
  厨房からは炒める音や、揚げる音が聞こえ、聴覚からも食欲を刺激する。
  そして、配膳されたのは、ちゃんと豚肉の生姜焼きで、ホッと一安心。
  更には、脇にちょこんとマヨネーズが添えられている時点で合格だ。
  矢張り、鶏の唐揚げと豚の生姜焼きには、マヨネーズが無いと駄目だから。
  味噌汁で喉湿しをしたら、早速、豚の生姜焼きを堪能しよう。
  貴重なマヨネーズを少しずつ、ちびちびと塗して豚肉を頬張る。
  香ばしさが感じられ、味付けはキリッと生姜が効き、塩気は程好く、
  マヨネーズが醤油の角を取って円やかにし、うん、正統派の生姜焼きだ。
  豚肉はバラ肉で、一口大に切られているので食べ易い。
  玉葱は火が入り過ぎて居らず、ショリショリとした歯触りが印象的。
  付け合わせの千切りの甘藍に、生姜焼きのルーシーが染みて秀逸だ。
  そして、御飯にも拘っている様で、御店主の魚沼の御親戚から直送される、
  特Aの越光のみを使用していると言い、御飯が御飯がススムさん。
  小鉢は前回同様、若布の和え物、高菜の漬物。
  正しい昼御飯をたんと頂き、鶏の唐揚げ、豚の生姜焼きと、定食の王道を頂き、
  次回は此れ又、定食屋の基本、カツ丼を攻めてみようかしら…。