続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らーめん ふくのや 与野店」【与野】

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 ◎「ちゃーしゅーつけめん」九二〇円+「味付け玉子」一〇〇円
 
 …日曜日の晩とも成れば、来たるべき明日を思うと、心細さしか無い。
  明日からの一週間、何事も無く、無事に過ごせる自信が丸で無い。
  無い物尽くしで参ってしまう…。
  昨晩、呑んだ帰りに大蒜たっぷりの混ぜ蕎麦で〆て帰り、満腹で寝入り、
  今朝は九時前に漸く起き出し、風呂に入って身を清め、真人間に戻る。
  午前中は極めて自堕落に、非生産的に過ごし、正午を前に家出する。
  休日最后は、食糧の貝出汁、もとい、買い出しに出掛けるのが専ら。
  其の前に昼御飯を済ませるが、今月一日に御邪魔した此方の叉焼が忘れられず、
  四週間振りの再訪を試みる。
  電車で出掛ける元気は無いので、自動車を走らせ、時間貸し駐車場に停め、
  店外に待ちも無いので店内に入り、止まり木にヨッコイショーイチ。
  嗚呼、期待にAカップの胸が膨らむ。
  献立表を眺め、前回は「ちゃーしゅーめん(塩)」を頂いて魅了されたので、
  今回も同じでも良かったが、此の蒸し暑さも相俟って、つけ麺を発注。
  塩、醤油、味噌味の指定も無く、訊かれもしないので、味は一種なのだろう。
  序に気紛れで、「味付け玉子」も御願いし、良質な蛋白質も摂取してみよう。
  冷水を注ぎ、休日最后の昼餐を名残惜しく頂く心の準備を整える。
  厨房内は前回に引き続き、御店主と豊乳な女店員氏の二人体制で、
  フォーリンラブと同じ編成だが、バービーより遥かに若くて綺麗だが…。
  店内も満席に成り、俄かに厨房内が忙しくなり、待望のつけ麺の御出座し。
  叉焼は見るからに素晴らしく、透かさず、味付け玉子と共につけ汁に移す。
  いざ、箸を手に取り、麺を手繰ってつけ汁に浸して啜ろう。
  つけ汁は塩味ではなく、「らーめん(醤油)」を基礎にしているのだろう。
  仄かな酸味と辛味が感じられるが、プースーの基本は同一なので旨い。
  修業先は「らーめん 風来居」で、更には其の修業先は「らーめん 山頭火」。
  其の「山頭火」では、豚骨、野菜、干魚を夫々に合った温度で煮出した後、
  混ぜ合わせて完成させ、最後の一滴迄飲み干せる事を意識している為、
  必要以上に塩分を加えていないと言うのが売りだが、其の製法、教えが、
  脈々と受け継がれているのだろうと、味からも系譜が確りと確認出来る。
  麺は北海道の「小林製麺」の物を使用している様で、中細の縮れの有る麺。
  低加水なので、ツルツルし過ぎておらず、啜り心地も好みだ。
  余りツルツルしているのも、安っぽく感じられてしまって好きではない。
  此の縮れ具合が、プースーの持ち上げを良くしている。
  さて、期待の星は叉焼だ。
  「ちゃーしゅーめん(塩)」には四切れに、短冊状の物も入っていたが、
  つけ麺には短冊状の叉焼は入らず、些か残念ではあるが、致し方有るまい。
  「ちゃーしゅーめん」は九七〇円なので、其の分と思えば納得。
  つけ汁の熱で戻され、とろんとろんに蕩ける叉焼は、正に理想と言って良い。
  味付けも好みで、歯が不要な程の軟らかさで、買い占めたい位…。
  前回程の感動こそ無いものの、是非とも「おつまみチャーシュー」を肴に、
  一杯飲りに来ざるを得ないだろうと改めて思ってみる。
  味付け玉子はやや固茹で寄りの黄身だが、此れは此れでねっとりと濃厚。
  最後はつけ汁を飲み干し、少し太って帰るおぢさん…。