続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「とんこつ鶏ガラ醤油 ばり嗎」【森林公園】

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◆「とんこつ鶏ガラ醤油 ばり嗎」【森林公園】

 ◎「嗎つけ」八二〇円

 …昨日。
  あんなに頼もしく、期待の星だった九連休も、最早、風前の灯火。
  吹けば飛ぶ様な心細さで、今日、明日の二日間を如何に有意義に過ごすか、
  慎重に考えようとするが、結局、何も決まらず、時間だけが過ぎて行きそう。
  今日は、より一層、狂った様な暑さらしいので、如何しようかしら…。
  さて、話は遡って金曜日。
  一日も取得していない有給休暇を宛がった為、此の日ものんびりと過ごす。
  家に居ても、只、無駄に暑いだけなので、自動車でふらっと出掛けよう。
  「ニッポン城めぐり」に於いて、東松山方面が未攻略の為、一〇時半に出立。
  勿論、昼御飯を狙っての事だ。
  東松山と言えば、「ジャンプ」から独立した「ラーメン 一心」が目当て。
  十一時半の開店の二〇分前に到着するも、駐車場には一台も無く可笑しい。
  八月の定休日は予め確認して来たので、間違い無い。
  調べてみると、何てこったい、昼の部は休業だと、一時間前に呟かれている。
  流石に其れは確認出来ないって…。
  気を取り直し、次の候補を目指そう。
  同じく「ジャンプ」出身で、二号店「中華そば ぎと家」から独立した、
  「ラーメン 一心」の弟弟子とも言うべき「中華そば 136」へ。
  此方も事前に、今月の定休日は調べてあり、此の日は昼の部だけの営業の筈。
  店に到着すれば、ん!?閉店ガラガラだ。
  貼り紙がされており、「臨時休業」の文字が目に入る。
  調べてみると、何てこったい、人手不足の為に臨時休業と呟かれている。
  もう、此処迄来ると、僕の此の持って無さ加減には惚れ惚れするわね。
  如何してこうも、遣る事、為す事、全部裏目なのか、清々しささえ感じる。
  本当、生まれて来た事が嫌に成るよ、全く…。
  もう候補が尽きたので、取り敢えず、城を攻略しに国道二五四号を北上しよう。
  一瞬、「はま寿司」でも良いやと思うも、糞餓鬼や馬鹿親が多そうなので回避。
  更に北上し、以前から其の存在だけは知って居たが、未訪の此方で妥協する。
  駐車場もがら空きで、すんなり駐車し、店内に入る。
  入るなり、食券を購入する様に促されるが、出入口付近に券売機は無く、
  良く見ると、何故か、店内中央、厨房前に設えられており、不思議な造り…。
  一先ず、食券を購入すると、今度は、食券は受付で渡す様に言われる。
  何だ!?病院の様な方式は。
  偶さか通った店員氏が食券を回収して呉れ、麺の大盛りが無料と言うので、
  折角なので御願いし、止まり木にヨッコイショーイチ。
  冷水を注ぎ、グイっと呷り、出来上がりをヂッと待つ。
  正午を廻ると、国道沿いと言う事も有り、次から次へと客が押し寄せる。
  何だかんだ、流行っているのだろう。
  さて、一〇分程でつけ麺が配膳される。
  先ずは麺の上の叉焼、麺麻、葱をつけ汁に移したら、麺を手繰って啜ろう。
  以前は和歌山ラーメンと謳って居た様に記憶しているが、今は違う様だ。
  とろみが有り、丸で、ローションプレイをしているかの様な口当たり。
  豚の背骨、鶏ガラ、鶏紅葉、香味野菜等、特製大釜で八時間以上、
  じっくり煮込み続け、一時も休まず灰汁を取り続け、一度の温度に気を配り、
  素材本来の旨味を極限迄引き出した、癖の無い最強の豚骨スープと言う能書き。
  此れに魚粉が加えられ、言うなれば、濃厚魚介豚骨。
  麺は「店内完全自家打製麺」を謳っており、製麺室は何処かと見回すと、
  以前は客席だったであろう一画に、無理矢理設えた場所に製麺機が。
  色々と強引に改装しているのね…。
  其の麺はと言うと、白滝を思わせるやや透き通った物で、つるつるした多加水麺。
  具の叉焼は及第点で、他には麺麻と葱。
  最後はつけ汁を飲み干し、店内は何時しか満席なので、とっとと御暇する。