続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「所沢大勝軒」【新所沢】

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◆「所沢大勝軒」【新所沢】
 
 ◎「もりメンマ」一〇一〇円+「納豆(生卵、アオサ入り・別皿)」一〇〇円
 
 …つい此の間、マッカーサーが来たと思ったら、もう令和だ。
  此の、初めて御目出度い雰囲気で御即位、改元が行われると言うのに、
  僕はと言えば、地獄の様な苦しみに、一日の殆どを寝込んで過ごす始末…。
  一〇連休初日の土曜日の昼に「麺屋 六文銭」で「もりチャーシュー」に、
  「青森生にんにく」を追加発注したのを皮切りに、土曜日の晩は、
  「大宮酒場 もつ焼きエビス参」で肉刺し的な物をたっぷりの卸大蒜で頂き、
  日曜日の昼は「ジャンクガレッジ」で「まぜそば」を「全増し」で大蒜補充。
  月曜日は高等学校時分の友人等と、河川敷で戸外直火式焼き肉を行い、
  大蒜の丸焼きを数粒頂き、三日連続での大蒜の大量摂取が祟り、
  尾籠な話で恐縮だが、下して水が出っ放し、胃部の不快感、違和感に悶絶…。
  今朝に成り、何とか起き上がれる様に成り、昭和、平成、令和と生き永らえる。
  風呂に入って身を清め、厳かな心持ちで即位後朝見の儀を拝見し、家を出る。
  胃腸の塩梅が幾らかは回復したとは言え、未だ、不快感で調子が悪い。
  機能回復訓練も兼ね、新時代最初のラーメンを頂きに行こうか。
  最近のお気に入りの「麺屋 六文銭」でも良いのだが、四日前に頂いたばかり。
  況してや、「青森生にんにく」の旨さに調子付いて、過剰摂取して寝込んだので、
  同じく、「東池袋大勝軒」の流れを汲み、埼玉県内で評価の高い此方へ初訪問。
  東京環状から、埼玉県道六号川越所沢線に入り、NEW所沢を目指す。
  十二時二〇分に到着すれば、店外に二名、店内に二名の四名の待ち。
  もっと混雑している事を想定したので、全く以って御の字で、行列に接続する。
  程無くして、女中さんが受注に出て来たので、予習通りの「もりメンマ」と、
  気に成って悩んでいた「納豆(生卵、アオサ入り・別皿)」も発注。
  一〇分程で店内に入り、発注した食券を購入し、女中さんに手渡す。
  五分足らずで止まり木が空き、冷水を汲み、ヨッコイショーイチ。
  並んでいる最中に受注する方式の為、着席から五分程でつけ麺の御出座し。
  もっと時間が掛かると思ったが、手際、回転が良く、気短には有難い。
  先ずは麺を手繰り、つけ汁にドヴンと浸して啜る。
  最近親しんでいる「麺屋 六文銭」よりも、甘酸っぱさは抑え目の印象。
  仄かな甘味、酸味、辛味の調和が取れ、引き締まった印象の味わい。
  高名な美食家や、ラーメンヲタクと呼ばれる嘸かし素晴らしい方々から、
  山岸一雄氏が腕を揮っていた頃の「東池袋大勝軒」の味を提供している、
  と言われている様で、確かに、今の「東池袋大勝軒」では味わえない、
  何とも言えない深さが感じられ、正統派、本流と言うべき味なのだろう。
  二代目を名乗る「大勝軒のれん会」にも、「大勝軒 味と心を守る会」にも、
  孰れにも属さず、独自に創業者の味を守り抜いている姿勢にも好感が持てる。
  麺は、店内に設えられた製麺室で打たれた自家製麺
  中太で、色味はやや黄色がかった真っ直ぐな麺で、「大勝軒」らしい佇まい。
  ちゅるんと啜れば、ぷりっとして、モチッとした程好い腰と弾力。
  並盛りで三〇〇瓦と言うが、スルスルと入って来て、喉の通りが良い。
  さて、具はと言うと、「もりそば」より二八〇円増しの「もりメンマ」なので、
  流石、麺麻はたっぷり、天こ盛りで、食べても食べても減らない程。
  麺を啜っては麺麻を頬張り、麺を食べているのか、麺麻を食べているのか、
  仕舞いには分からなくなる程で、繊維質をふんだんに摂取すれば、便秘知らず。
  尤も、此処数日、潮噴き熟女の様に液状便を撒き散らしているが…。
  叉焼はむっちりとした食感の腿肉が二枚入り、思いの外、軟らかい逸品。
  具は他に鳴門、茹で玉子半個、葱。
  さあ、好奇心で発注したは良いが、此の「納豆」は如何したものかと悩む。
  此れ自体に味が付いていないので、麺をつけ汁に浸した後に絡ませようか。
  否、いっその事、麺の上にドヴァっとぶっ掛けて、其の麺を浸して啜ろう。
  ヅルヅルと、淫靡で卑猥な音を立て、ヌルっと淫猥な舌触りで、
  納豆特有の風味が鼻腔を駆け抜け、何とも新感覚の味わい。
  最終盤はつけ汁に納豆ぶっ掛け麺を全て投入して平らげ、つけ汁も飲み干す。
  病み上がりにしては食べ過ぎで、少々胃腸に不安を覚えつつ退店…。