相変わらず悩みは解決して居らず、心は決して健やかな状態では無い。
週末と言う事も有り、今夜は酔い潰れてしまいたい気分も少し有った。
そんな訳で、帰りしなにスーパーマーケットで肴を買って帰った。
酒の当てになりそうな刺身が充実している鮮魚コーナーは、実にワクワクする。
「刺身切り落とし」六八〇円。
其れが目に留まった。
僕は此の手の、十把一絡げ的な<ガラクタ処分品>の様な御摘みセットが嫌いではない。
中トロに近い部分の鮪の切り落とし、鰹の叩きの切り落とし、サーモンの切り落とし。
鮪は思いの外、脂の載りも良い部位が入っており、儲け物だった。
鰹の叩きはポン酢でサッパリと頂いた。
寿司店でも滅多に頂かないサーモンは、濃厚な脂が偶には良かった。
御蔭で、焼酎も四杯頂いてしまった。
いかん、いかん…。
〆は、同じく購入した寿司。
スズキ目スズキ亜目ハタ科ハタ亜科アラ族、との事。
淡白な白身で、鮃の様な弾力が有る。
紅葉卸しと一緒にポン酢で頂く。
歳を取ると、あっさりとした白身の魚も中々良いものだ。