続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らーめん屋 ふきのとう」【東鷲宮】

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◆「らーめん屋 ふきのとう」【東鷲宮

 

 ◎「味噌つけ麺」八九〇円+「味付玉子」一三〇円

 

 …昨日。

  週末の休日も、あっと言う間に日曜日の朝を迎え、心のぞみぞみが止まらない。

  火曜日は面談も有るし、いっその事、蒸発してしまいたいが、そんな勇気も無く、

  細々と、小さく縮こまって、萎縮した人生を送るより他無い…。

  さて、話は遡って土曜日。

  何もする気力、元気が無いので、一日中寝込んで居たい程だが、

  家に居ても昼御飯が無いので、仕方無く、正午過ぎに徐に家を出る。

  序に、「道の駅 しもつけ」へと足を伸ばし、「もつ煮本舗 まるぶん」で、

  土産用のもつ煮を購入して、晩酌の肴にしようと画策して一路北へ。

  途中、昼御飯を摂ろうと、久喜市内の既知の店が楽だと、此方に決定。

  恐らく、前回の訪店から一〇年以上は経過しており、懐かしさを通り越し、

  寧ろ新鮮な心持ちで到着し、新しく設えられた駐車場に停めていざ店へ。

  生憎、店外にアベック一組の待ちで、すんなり入店出来ると思ったが浅はかだった。

  五分程で店内に入り、券売機で食券を購入し、店内の椅子で暫し待機。

  食券が回収され、ギャーギャー五月蠅い糞餓鬼の咆哮に耐えてヂッと待つ。

  一〇分程で止まり木へと案内されてヨッコイショーイチ。

  冷水を呷り、以前の記憶を思い出せる筈も無く、味に思いを馳せる。

  さて、配膳されたのは「味噌つけ麺」に「味付玉子」。

  見た目は至って簡素で、寂しさは隠せいないが、玉子の黄金色が補って呉れる。

  其の味付け玉子をつけ汁に投入したら、麺を手繰り、つけ汁に浸して啜ろう。

  つけ汁はややどろっとした粘度で、味噌は白味噌だろうか、甘味は無い。

  味噌の塩気は強めで、山椒の風味、大蒜のコク、生姜の仄かな苦味が感じられる。

  「味噌らーめん」は表面が豚脂で覆われている様だが、此のつけ汁は控え目。

  猫舌でも比較的、難無く頂く事が出来る。

  此方は埼玉県のラーメン店の草分け「もちもちの木」で修業された後、

  御店主の出身である北海道の味を主役に据えた此方を開店され、

  其の為、麺は札幌の「西山製麺」の黄色味を帯びた太麺。

  冷水で〆られた麺は、緩やかな縮れが有り、ぷりっとした食感が印象的。

  もっちりとした弾力と、つるっとした口当たりで、つけ汁がべっとりと纏わり付く。

  水切りはやや甘目か。

  具の叉焼はバラ肉の細長い形状の物で、特筆すべき点は無いが、及第点の旨さか。

  味付け玉子は見ての通り、黄身が溶け出す半熟加減で、ねっとりと濃厚で旨い。

  五、六個入れて食べたい程だが、其れだけで七、八〇〇円してしまうので無理だ…。

  具は他に麺麻と葱。

  最後はどろっとした塩分たっぷりのつけ汁を残らず飲み干し、血圧を急上昇させ、

  栃木県へと向かう動脈硬化おぢさん…。