続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「拉麺 千の蔵」【静岡】


 …今日は静岡巡りで、晩は静岡泊まり。
  極貧生活中なのに…。
  生憎の天気で富士山も見えず、少々がっかり…。
  今日も御多分に洩れず忙しく、昼御飯は十六時過ぎにコンヴィニエンスストアのパンを詰め込む。
  二十一時に仕事を終え、宿に転がり込み、食事を摂りに出掛ける…。
  宿の周辺は桃色繁華街で、黒服の客引きが数十メートル置きに立っている。
  居酒屋も多いのだが、土地勘の無い場所で飛び込みで入る勇気は持ち合わせていない。
  一〇分以上街を彷徨い、独りで入れそうなラーメン店の引き戸を開けて入る…。
  薄暗い雰囲気の、小洒落たラーメン居酒屋の様な店構えだ。

 ◎「生ビール(中)」五三〇円
 …まあ、貧乏と言えども、旅の空ともなれば一杯遣りたくなるのが呑ん兵衛と言う物。
  平日は滅多に呑まないが、身体の凝りを解す意味で一杯だけ…。
  券売機で食券を購入し、壁際の席に腰掛ける。
  冷えた麦酒をゴクリと呑み干す。
  ふ~っ、草臥れた…。

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 ◎「ラーメン」七四〇円
 …見た目は醤油豚骨ラーメン。
  茶褐色をしたスープを啜ると、予想とは反し、醤油豚骨に和風の出汁の風味が感じられる。
  何でも、豚の拳骨、頭骨等を丸一日煮込んだ豚骨スープに、鰹、焼きアゴを加えたらしい。
  円やかな豚骨スープと言った味わいで先ず先ず。
  蓮華でスープを啜っていると、シャリシャリとした食感が有り、
  良く見ると玉葱の微塵切りが入っている様だ。
  麺は、丸で「揖保乃糸」の様な細さの極細麺。
  博多ラーメンの様な感じで、麺の量は一三〇グラム程か。
  然し、麺を持ち上げると、細過ぎて麺同士が絡んでしまって食べ辛い…。
  もう少しポキポキ感が有っても宜しい。
  具はと言えば、叉焼は炙った物で、表面はカリっと香ばしく、豚トロの炙りの様。
  脂身も程好く付着しており、厚みも有り、プルプル感が有って良い。
  他には海苔と、太めに切られた木耳のコリコリとした食感が素敵。
  まあ、全体的には其れなりに纏まっている部類に入るのだろうか…。
  旅先での晩御飯としては物足りなさは否めまい…。