続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「越後十日町そば がんぎ」【三田】

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◆「越後十日町そば がんぎ」【三田】

 ◎「かき揚げ(温)」四五〇円+「玉子」五〇円

 …極貧生活も今日で漸く最終日。
  全財産が七五九円と言う、良い歳をした大人とは思えない惨憺たる現状…。
  丸で、子供の財布だ…。
  今日は午前中に会社に寄らねばならずに三田へ。
  流石に昼御飯は、カップラーメンに一リットルのパックの御茶と言う訳にも行かず、
  安くて、其れで居て、ブログのネタに成りそうな物をと思案する。
  牛丼は在り来たりだし、ラーメンは高級だし…。
  良し!こう言う困った時は立ち喰い蕎麦だ。
  前回は茅ヶ崎の「生そば 箱根」で頂いて以来、一ヶ月振りだ。
  駅へと向かう途中に、新潟県十日町蕎麦を謳っている立ち喰い蕎麦屋が在るので訪問。
  十日町と言えば、二〇〇四年の中越地震の折、仕事で行ったっけか。
  震度六弱の余震を生まれて初めて体感したなぁ…。
  閑話休題
  店頭の券売機で食券を購入する。
  立ち喰い蕎麦屋では「天玉そば」と決めているのだが、「かき揚げそば」しか無い様だ。
  なので、追加で「玉子」の釦を押し、「天玉そば」にしてみる。
  食券を手渡し、水を飲んで待っていると、一分程度で呼ばれる。
  うん、見た目は先ず先ず良さ気だ。
  先ずはつゆからズズズと啜る。
  前回の「生そば 箱根」でも感じたのだが、最近のつゆは薄い!
  もっと甘辛いのを想像していただけに、些か拍子抜け。
  昨今の健康志向の煽りを受けて薄味にしているのか、単に僕の味覚が馬鹿なのか…。
  昔、子供の頃に駅のホームから漂って来た立ち喰い蕎麦のつゆの香りはもっと強烈だったぞ!
  実際の味も、もっと濃厚で、鰹出汁がビンビンに効いていたと言うのに…。
  まあ、世間的には高血圧患者には此の位が良しとされているのであろう…。
  肝心の蕎麦はと言えば、多少、ヌルッとした口当たりで喉越しが良い。
  何でも、十日町小千谷の蕎麦の特徴は、蕎麦粉と布海苔で打っていると言う。
  道理で、蕎麦の色が緑色を帯びている。
  掻き揚げは、柳家喜多八師匠の名言「天麩羅蕎麦の天麩羅の裏側は見ちゃいけない…」を、
  今回も忠実に守り、箸で千切り、つゆに浸し乍ら食べ進める。
  具は玉葱だけかと思いきや、烏賊や海老も入っており、中々の高級感。
  此れは予想外に中りだ!
  そして、玉子。
  晩に、玉子二個を使った玉子納豆掛け御飯を食べる事が決定しているにも拘らず、
  此処ぞとばかりにコレステロールを摂取。
  牛丼と饂飩、蕎麦は玉子が入っていないと嫌なのだ…。
  白身のドゥルドゥルに蕎麦を絡ませ乍ら啜り、黄身は最後につゆと一緒に飲む。
  口の中で混ざり合う味わいが堪らなく好き…。
  此方の店、夜は立ち呑み屋にも成る様で、「平貝刺身」等の蠱惑的なメニューが、
  矢鱈と多くホワイトボードに書き連ねられている。
  新潟と言えば日本酒なので、こう言う呑み方も良かろうな…。