続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「つけ麺屋 桜」【大宮】

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◆「つけ麺屋 桜」【大宮】


 ◎「つけ麺(大盛)」七五〇円+「味玉」一〇〇円

 …今週は日曜日から仕事だったので、今日は休み。
  又、明後日の日曜日から、今度は六連勤で動き出さねばならない…。
  先週末は一日の休み、今週末は何とか二日の休み、来週末は一日の休みと、
  潤沢に休みが確保出来ない生活に突入している…。
  此の貴重な休みの初日、朝一で仕事絡みの野暮用を済ませる。
  昼に成り、大宮の街へコンタクトレンズの保証交換に出掛ける用が有ったので、
  昼御飯も大宮で済ませるつもりで居り、御目当てはと言えば、
  此処最近、「麺堂 稲葉」、「中華そば・つけめん 順風」を立て続けに頂き、
  すっかり、濃厚魚介豚骨つけ麺ブームの火が再点火してしまい、
  昨年四月二十九日以来、実に四一六日振りに此方を訪れる。
  家を出ようとしたが、丁度良い電車が無く、又、大宮駅から多少離れているので、
  こう成ったら、家から四キロの道程を歩いて出掛け様と、暑い中を歩き出す。
  汗をかきかき、拭き拭き、四〇分掛けて辿り着き、驚いた事に、
  一切の行列が無く、店内にも空席が有り、券売機で食券を購入してあっさりと着席。
  以前は、一〇人の行列なんてざらだったが、平日と言う事も有り、些か拍子抜け…。
  大宮駅から近い所に、「つけめん 102」が出来た影響も多大に有ろう…。
  さて、着席から一〇分程で素敵な茶褐色の物が運ばれて来る。
  嗚呼、懐かしい…。
  濃厚な茶褐色をしており、海苔の上には魚粉が盛られ、プカリと浮いている。
  矢張り、此の手の魚粉ガッツリの濃厚魚介系豚骨がプリン体フェチの心を擽るのだ…。
  箸で魚粉を溶かし、更に魚風味を加えた所で、麺を手繰って喰らい付く。
  流石、真っ先に魚粉の味わいがブワッと鼻腔を刺激し、足の親指も疼いてみる…。
  コッテリと濃厚で、豚骨もしっかりと出ており、空きっ腹にズシッと来る重量感。
  然し、魚介の風味もビンビンに効いており、隠し味の柚子の風味も手伝って、
  ギトギトとして凭れると言う感じが一切しない。
  適度な甘味が感じられ、ケミカルではない自然な甘味が心地好い…。
  麺は、極太の凶暴な麺。
  ポキポキ、コリコリと言う音がしそうな腰と弾力で、モッチモチのプリップリ。
  水でしっかりと〆られ、瑞々しくて、艶々として美しい。
  つけダレとの相性も抜群で、一心不乱に啜り続ける。
  具の刻み叉焼は、肉の繊維に沿ってホロホロと解れ、味も染みており、
  赤身と脂身のバランスも適度で旨い。
  麺は極太ではないがシャキシャキとした食感。
  味付け玉子は、噛むと黄身がドロッとつけダレに零れ出す失態を演じてしまう。
  慌ててチュウチュウ吸い、勿論、つけダレは全て飲み干す。
  スープ割りで薄める様な邪道な真似は一切せずに、原液の儘、濃い物は濃い儘で頂く。
  嗚呼、喰った~。
  四一六日振りに頂いても変わらぬ旨さだった。
  もう少し、駅から近いと楽なんだが…。