続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「つけ麺 弐★゛屋~にぼしや~」【日進】

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◆「つけ麺 弐★゛屋~にぼしや~」【日進】


 ◎「濃厚煮干しつけ麺(特盛)」七八〇円+「半肉増し」一五〇円

 …昨晩は午前二時に帰宅し、直ぐ様、床に就き、今朝は八時半には起床。
  如何せん、腰の痛みと、やり場の無いモヤモヤで、何だか寝て居られない…。
  久し振りにテレヴィヂョンを点け、大沢親分と張本 勲の「あっぱれ」と「喝」を貰う。
  座っていても、姿勢が悪いので腰のみならず、肩や首にも負担が掛かり、
  体中の筋肉や筋に痛みが走り、独り、部屋の中で悶絶してみる…。
  正午に成るも、何だか動けず、其の儘、横に成って一時間程眠ってしまう。
  十三時を過ぎ、漸く、重たい身体を擡げ、馬鹿に暑い陽射しの中を歩いて出掛ける。
  向かうのは、二週間振りの此方へ。
  行列こそ出来ないが、常に客が入っている印象で、周囲でも良い評判しか聞こえて来ない。
  店に着くと、空席が三席有り、然も、鬱陶しい木っ端アベックは居らず、胸を撫で下ろす。
  此処最近、ずっと木っ端アベックに気分を害されてしまっているもので…。
  さて、券売機と対峙し、今日こそは「濃厚煮干しそば」にしようと固く心に誓うのだが、
  又しても、押した釦は「濃厚煮干しつけ麺(特盛)」。
  然も今回は、此方の叉焼の旨さに感銘を受け、「半肉増し」の釦も序に押す。
  とことん、堪え性の無い男だ、僕は…。
  さあ、小鍋で丁寧に加温されたスープが器に入って先に出される。
  プ~ンと、何とも言えない芳しい魚介の香りが立ち上り、鼻腔を刺激する。
  流石に腹の虫も喚き散らしている刻限なので、余計にそう感じられる。
  程無く、水でしっかりと〆られた四八〇グラムの特盛の麺の器が差し出される。
  遣っ付けますかね…。
  麺の上に載せられた貝割れ大根をつけ汁に入れてから麺を箸で手繰る。
  塗り箸の為、少々手繰り辛いが、不器用な中年は必死に成って喰らい付こうと努力する。
  黄みを帯びた麺は重量感が有り、麺の密度の高さが感じられる。
  ドップリとつけ汁に浸して啜ると、ポキポキと言う強靭な腰が噛む毎に伝わって来る。
  同時に、モッチリ、モチモチとした弾力も有り、噛む喜びさえ感じられる。
  又、「完全国産小麦麺」を謳うだけあり、麺自体に旨さが有る。
  つけ汁は、小鍋で温められているので、熱々の状態。
  トロッとした粘度の有るスープなので、余計に冷め難いのかも知れない。
  麺にたっぷりと纏わり付くスープは、煮干しの風味と、動物系の濃厚な味わいが調和している。
  実に、コクが有って円やかで、滑らかな口当たり。
  時折、麺と一緒に口に入る玉葱の微塵切りの仄かな甘味も脇を添えている。
  さっくりとした快い歯触りの太目の麺麻は三本。
  件の「半肉増し」をした叉焼はと言えば、バラ肉を巻いた物。
  内輪の赤身のしっかりとした噛み応えの有る部位と、外輪の脂身のトロトロした部位が、
  噛めば夫々にホロホロと解れ、何とも言えない絶妙な均衡が取れている。
  味付けも宜しく、表面に焼き目が付いているのだろうか、随分と香ばしさが感じられる。
  うん、此れは良いわい…。
  次こそは「濃厚煮干しそば」に挑んでみようかな…。