続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「カレーショップ インデアン」【帯広】

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 ◎「カツカレー」六三〇円+「チーズ」八四円

 …来ちゃった、ヤーレンソーラン北海道!
  東京国際空港十七時五十五分発、とかち帯広空港行き、日本航空一一五七便に搭乗し、
  大の飛行機嫌いが、決死の思いで、二ヶ月間で三度目の北海道…。
  とかち帯広空港を降り立てば、気温は何と一〇度!
  幾ら、高血圧患者で暑がりの僕でも、一〇度は一寸…。
  バスで宿の前に乗り付け、チェックインし、二十一時前に晩御飯を摂りに、
  全く以って土地勘の無い、空気のひんやりした帯広の街中を彷徨う。
  矢張り、半袖の人は誰も居らず、頭の可笑しな小母さんはダウンジャケットを着ている…。
  すると、博多の屋台宜しく、ずらっと屋台が犇く区画が在り、随分と賑わっているのが見える。
  流石に幾ら何でも、土地勘が無い上に、独りで入る勇気は持ち合わせていない…。
  止む無く其の前を通り過ぎ、更に帯広の街を徘徊する。
  すると、地元のチェーンらしきカレー屋を発見する。
  帯広で「インデアン」…、まあ、良かろう…。
  店内は閑散としており、カウンター席の端っこに陣取る。
  行き成り、「御注文御決まりでしたら…」と訊かれるも、如何せん、初入店の為、
  訳も分からず、暫しの時間を乞い、メニューを眺め回す。
  カレーの種類は七種類と、「CoCo壱番屋」と比べると少な目。
  此れならば悩まずに済みそうだ…。
  良し、「カツカレー」に「チーズ」を載せて貰うべく発注する。
  後でメニューを良く見ると、此の「カツカレー」は「ベーシックルー」と記されている。
  此方の一番の御薦めは、「インデアンカレー」、「ハンバーグカレー」に用いられる、
  「インデアンルー」と言う物らしいが、頼んでしまって後のフェスティヴァル…。
  僕の人生、何時もこうだ…。
  さて、カツは揚げ立てで、其れを懐かしい銀の皿に載せて運ばれて来る。
  卓上の福神漬をたっぷり盛ってから頂く。
  福神漬の他に、何と生姜、ガリも置かれており、此れも序に載せてみる。
  匙を手に取り、掬って頂くと、ルウは粘度が有り、ドロッとした感じ。
  辛さは普通で御願いした為、其れ程、辛くはなく、あっさり目の味わいか。
  玉葱はしっかりと形が残っている。
  別段、飛び上がる程に旨いと言う訳ではないが、旅の空が美味しくさせるのかも知れない…。
  カツは、御当地・十勝産の豚ロース肉を使用している様で、大きさも有る。
  通常、縦に切るだけだが、此方のは横にも包丁が入れられており、一口サイズに成っている。
  脂身も有り、先ず先ずの感じ。
  此の上にスライスチーズ、恐らく二枚が載り、カレールウの熱で蕩け、絶妙に絡んでいる。
  折角訪れた土地なので、其の土地でしか頂けない物を頂く事を信条としている。
  何処に言っても口に出来るファミリーレストランや、コンヴィニエンスストア弁当で済ます様な、
  愚かな事は断じてしない…。