続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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鈴木屋「鳥めし」【水戸】

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☆鈴木屋「鳥めし」七五〇円


…昨日の仕事始めから行き成り、一泊二日で水戸、仙台を巡る旅に出る。
 昨晩は水戸に宿を取り、大浴場が有り、普段は絶対に入らない癖に気紛れで湯船に浸かり、
 隣室に設えられていた揉み機に掛かり、腰痛と肩凝りを緩和させようとする。
 然し、今朝起きてみると、揉み返しで身体が何処と無く痛い…。
 水戸駅発九時二〇分の「スーパーひたち」七号に乗車し、一路、仙台を目指す。
 仙台駅着は十二時二十三分で、到着次第仕事に掛かりたい為、昼御飯は車内で済ます事に。
 と言う事で、出発前の水戸駅構内の駅辨売場で辨當を購入する。
 ショウケースに並べられた箱を見遣り、彼是と長い時間を迷うのも嫌なので、
 パッと目に入った物に即決する。
 「鈴木屋」と言う屋号の店の「鳥めし」七五〇円。
 此れと言って、意味は無いのだが、取り立てて嫌いな物ではないので此れにする…。
 宿の朝食を八時半に頂いたばかりで、此の辨當を購入したのが九時十五分。
 九時二〇分に乗車し、勝田、日立、いわき、原ノ町を過ぎ、十一時四〇分に封を開ける。
 腹は未だ空腹ではなく、腹の虫が騒ぎ立てる気配すら無い…。
 蓋を開けると、御飯の上には鶏肉の照り焼き、俗に言う、雉焼きが載っている。
 茶褐色のテレレを纏い、其れが皮から染み出した脂と一緒に凝固し、白っぽく成っている。
 鶏肉の皮はプルプルして、脂が染みて最高に旨い…。
 味付けは甘辛く、照り焼きの味わいがしっかり染みている。
 鶏肉は冷たいが、パサパサし過ぎる感じも無く、美味しく頂ける。
 皮の部位は香ばしく、僅かに焦げが見られる。
 想像通り、プルンとした食感で、タレも十分に染み込んでいて旨い。
 コッテリとした味わいだが、赤身の部位があっさりとしているので調和が取れている。
 此の弁当の出色は、雉焼きの下の御飯に塗されている物。
 錦糸玉子は良く見掛けるが、青海苔が振り掛けられているのが珍しい。
 一瞬、違和感を覚えるが、海苔特有の磯の香りが、山の素材である鶏肉と結構合う。
 此れは此れで良い気がする…。
 一〇分と掛からずにすっかり平らげ、腹は一層出っ張っている。
 勿論、満腹で腹がくちい…。
 強風の影響で一〇分遅れて仙台駅に到着して外へ出ると、風が強く、寒い。
 何と無く、東北地方の空気は少し違うように感じられる…。