続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「魚定食 丸や」【横浜・泉】

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◆「魚定食 丸や」【横浜・泉】


 ◎「真鯛塩焼定食」一〇〇〇円

 …雨が降る中、重たい鞄を肩から提げ、バスの路線が分からずに、
  仕方無く二〇分弱を歩いて横浜市の外れへと出掛ける。
  荷物が重く、自由が利かない上に雨と言う状況にストレスが溜まる…。
  そんな精神状態を少しでも緩和させようと、月末で赤貧状態だが、
  清水の舞台からバンジージャンプする気分で、毎度の此方で旨い魚を喰らう事にする。
  十三時過ぎに店に行くと、店内には五人の客しか居らず、前回に引き続き余裕で入店出来る。
  以前は満席に近い状態だったが、まあ、偶さか運が良いだけなのだろう…。
  席に着き、手渡されたメニューを眺める。
  前回は「ヤリイカサシミ定食」を頂いたのだが、隣りの客が食べていた、
  「メロカマ(銀ムツ)煮付定食」に惹かれ、今日こそはと意気込むも、メニューには無い…。
  パッと気持ちを切り替え、前回、「ヤリイカサシミ定食」を頼む前に発注するも、
  品切れと言われてしまった「真鯛塩焼定食」を発注してみる。
  今日は運良く有る様で、安堵の心持ちで一杯だ…。
  此方で「真鯛塩焼定食」を頂くのは通算三度目か。
  頑固親父を絵に描いた様な店主が、魚焼き器の前で付きっ切りで焼いている。
  十五分程経ち、じっくりと、こんがりと焼き上がった様で配膳される。
  見るからに旨そうな焼き色が付いており、「正しい」焼き魚定食と言った趣きだ。
  脇に添えられた大根卸に醤油を掛け、早速、箸で突く様にして頂く。
  皮はパリっとした感じで、中からは真っ白な身が顔を出す。
  其の身は、ふっくら、ふんわりとした柔らかさで、ホクホクして実に旨い!
  魚の王様と言われるだけあり、矢張り鯛は旨い。
  身には甘味が有り、何だか幸せな気分にして呉れる。
  又、振り掛けられた塩の加減が良く、身の甘さを引き出しているのだろう。
  皮の部位を頂くと、ジャリっと塩の粒子が感じられるが、絶妙の塩気だ。
  直ぐ様、御飯を掻っ込みたくなる、決して塩辛い訳ではない、良い塩梅。
  流石の僕も、魚は骨が面倒臭い等と言っては居られない…。
  ホッと落ち着く様な旨さで、日頃の憂さが吹き飛びそうだ。
  御飯もしっかりと御替わりを頂戴し、月末の赤貧生活には非常に助かる。
  味噌汁は相変わらずの具沢山で、鮭やら鯖やら、色々な魚が入っている。
  刺身も良いが、焼き魚や煮付けも良いな…。