続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン 北郎」【センター北】

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◆「ラーメン 北郎」【センター北】


 ◎「ラーメン(中)」七四〇円

 …昨日迄の出張から帰還し、今日、明日は通常業務に戻る。
  矢鱈と重たい鞄を肩から提げ、脱臼しそうに成り乍ら、埼京線東急田園都市線
  横浜市営地下鉄を乗り継ぎ、遥遥、センター北駅に降り立つ。
  前回は雨だったが、今日はカラッとした湿度の低い好天で助かる…。
  センター北での仕事は何時もよりも進捗良く進み、十三時半過ぎに終える。
  次の川崎へと移動を開始する前に、此処で昼御飯を済ませて行く事にする。
  行く先は決まっている。
  前回、四月二十二日にセンター北を訪れた際は、隔週木曜日の定休日にぶつかり、
  シャッターの閉まった店の前で、傘を差した儘、雨の強い中で茫然自失に成った此方。
  「ラーメン 二郎」の亜流の店で、初めて訪れたのは三月二日
  今日は隔週木曜日の定休日にはぶつからなかった様で、開いていて安心する…。
  店内には空席が有り、券売機で食券を購入する。
  前回は「トロ玉入ラーメン(小)」を発注し、「小」は器が小さく、量が少なく感じられ、
  又、「トロ玉」の名に期待したものの、普通の温泉玉子だった事に失望したので、
  「ラーメン(中)」の釦を押し、食券を購入し、カウンター席の端っこに陣取る。
  初訪店の際、トッピングを訊かれず、又、自ら告げるのかも分からずに戸惑うが、
  今回もカウンター上に食券を置いても、何の反応も見られず、又しても躊躇してしまう。
  脱力系の接客、無愛想な応対は、決して清清しいものではない…。
  然し其の数分後、「野菜は如何します?」と不意に訊かれ、其れは其れで吃驚してしまう。
  咄嗟に「チョイマシで…」と御願いをする。
  別段、混んでいる訳でもないのに、手際が悪い所為か、一〇分強待たされて登場。
  カウンター上に置かれた刻み大蒜の器を取り、匙一杯分を投入。
  給水機の脇に置かれている銀の蓮華を手にし、先ずはスープから啜る。
  一口目の感想は前回同様、「二郎」に成り切れない、如何にも亜流の味わい。
  甘辛さが感じられ、「二郎」のカエシを真似しているのは感じられ、遣りたい事は分かる。
  塩気は割りと強めで、高血圧患者としては有り難い。
  裏を返すと、醤油ダレの味わいが強過ぎ、豚骨等の素材の味わいが弱く、コクが薄い気がする。
  野菜は此の御時勢にも拘らず、高級食材のキャベツが多目。
  ドレッシング代わりにカウンター上の醤油ダレを浴びせ掛けて頂く。
  茹で時間は短いと見え、バリバリとした食感。
  もう少し湯掻いて、シャキシャキとした物の方が好み。
  麺は平麺で、丸で饂飩の様な感じで、若干、ゴワッとした食感も有り、意外と悪くない。
  モチモチした弾力も有り、ワッシワッシと啜りたくなる感じ。
  腰も効いており、スープよりも麺の方が特徴が有る。
  そして、問題なのが豚。
  松崎しげるの様な色をした豚は、前回同様、パサパサ、スカスカの印象を受ける。
  密度が低いと言うか、気泡だらけの狂牛病の牛の脳味噌の様な感じで、
  水面に浮かべたら浮きそうな、ビート板の様な食感…。
  中盛りにしたので、量的には満足感が有り、課題はスープのコクと豚か。
  とは言え此の地で、良く言えば「二郎」の亜流、悪く言えば紛い物、バッタもんを頂けるので、
  再度訪れてしまう事に成るのだろうな…。