続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン ひかり」【川越】

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◆「ラーメン ひかり」【川越】


 ◎「野菜つけめん」八〇〇円

 …昨晩は家で大人しく、豆腐に納豆、なめ茸、卵黄を載せた物を摘みに一杯遣り、
  むしゃくしゃした気分で其の他雑酒、五〇〇ミリリットル二本を空けて就寝。
  今日、金曜日は、特別休暇の残りが一日有るので、其の消化に充て、
  経費を意識した活動を行ってみる…。
  朝は一〇時過ぎに起き、滅多に観ないテレヴィヂョンのリモートコントローラーを点け、
  暫くボーっと、呆け老人の様に過ごし、時刻が十一時を廻ると、民主党の代表選挙一色で、
  両氏の演説に、投票権も無いのに見入ってしまうと言う御爺ちゃん振り…。
  菅副総理大臣の演説が終わった十一時半頃、夏の陽射しが照り付ける外へと出る。
  久し振りの平日休みなので、土日には出掛けられない、出掛ける元気が起きない店に、
  昼御飯を摂りに出掛けようというのが今日の目的。
  と成ると、候補として真っ先に挙がったのが、其の昔、大好きだった鶴ヶ島に在る「よし丸」。
  然し、鶴ヶ島と言うのが難点で、辺鄙で行くのに時間が掛かる。
  手短に、御決まりの「ジャンクガレッジ」で済ますと言うのも手だな…。
  否、其れでは芸が無いと、昨年八月七日以来、約一〇ヶ月振りに此方へ出掛ける事にする。
  川越市の外れ、周囲を田畑に囲まれた工業団地の中にポツンと佇み、
  看板も無く、クリーム色のプレハブの様な造りの店には、蜜を求める蟻の様に人が集まる。
  昼の部は「ラーメン ひかり」、夜の部は「ラーメン 光」と屋号を変え、
  提供するメニューの内容も変えて営業している。
  川越の超人気行列店「頑者」系列の此方は、到着すると店外に二名の待ちが発生している。
  炎天下の中、椅子に腰掛けて待っていると、先に注文を訊きに来る。
  此方では勿論、「野菜つけめん」と決めているので、其れを発注する。
  其処から五分程で店内に通され、何とか乾涸びずに済む…。
  カウンター席の端っこの席に通され、冷水を飲み、涼を取る。
  程無くして、見るも驚愕の、「野菜つけめん」のつけ汁が先に運ばれて来る。
  此れはもう、つけ汁と言う域を越え、野菜炒め汁と言った暴力さ加減…。
  そして次に、麺が遣って来て、此れで目出度く頂きますをする。
  先ずは、自社の「ひかり食品」で打たれた麺を箸で手繰って、つけ汁に浸す。
  と言っても、浸す余地が無い程に炒め野菜の盛りが物凄く、僅かの隙間を見付け、
  其処を目掛けて捻じ込む様にして麺を無理矢理浸す。
  そして一気に啜ると、其の棊子麺の様な平打ちの極太麺は、ツルツルとした食感で、
  尚且つ腰が効いており、モッチリとした弾力も愉しめ、相変わらずの旨さ。
  そして、つけ汁、否、「つけ具」と言った方が適切かも知れないが、
  醤油味の豚骨ベースのスープはあっさり目で、意外にもサッパリとしている。
  萌やしとキャベツの炒め野菜から染み出す甘味と、一味唐辛子、胡椒の辛味が仄かに感じられ、
  此の世に二つと無い、何とも稀有なつけ麺は野性味満点だが、何処か繊細な感じも受ける。
  具には刻み叉焼がゴロゴロと入っており、何とも嬉しい限り。
  脂身の部位は少な目だが、赤身の部位は肉の繊維に沿って解れるホロトロ感の有る物で、
  しっかりとした噛み応えが有るが、赤身のパサパサ感と言う物は丸で感じられない。
  そして、大量の炒め野菜の下からは、麺麻が発掘される。
  正直、此れだけの具が有れば、当然、麺は先に無くなり、炒め野菜を含んだ具が残ってしまう。
  野菜嫌いの僕だが、此の胡椒の効いた炒め野菜は、寧ろ美味しく頂けてしまう。
  最後は具だけを食べ進め、スープ割りなんぞ軟弱な真似はせず、原液の儘、グイッと飲み干す。
  此れは「二郎」系に勝るとも劣らない、食べ応え、満足感の非常に高い食べ物だ…。

ラーメンひかり [ ラーメン ] - Yahoo!グルメ



住所: 埼玉県川越市大字鹿飼1426-6
営業時間、定休日:
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※2010年6月4日時点の情報です。
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