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◆「市々ラーメン」【静岡】
「市々ラーメン」【静岡】
◎「冷し市々ラーメン」七三〇円
…月曜日に夏休みを終え、昨日、やっとこさっとこ社会復帰を果たし、
世間様は未だ夏休み真っ只中と言う所も有ろう中、静岡へと一泊の出張へ出る。
指定席になんぞ乗れる身分ではないので、自由席の混雑を鑑み、
七時に起床し、少し早目に家を出、駅迄歩いただけで止め処無く汗が流れ、
丸で背中に華厳の瀧を背負ったかの様な感じで、早くも風呂上がり状態…。
高崎線、山手線と乗り継ぎ、東京駅に重たいトランクケースを転がして辿り着く。
折り返し、九時〇三分発の「ひかり四六五号」に成る「こだま八〇六号」が到着する前に、
早々と並び、二号車の三番目に何とか陣取り、乗車する。
思った程の混雑も無く、雲で霞んで見えない富士山を脇に見、御茶っ葉臭のする静岡駅へ。
埼玉も暑いが、静岡も鼻から椰子の木が生えそうな程に暑い！
発狂しそうな暑さの中、拭っても拭っても噴出する汗に、遣り場の無い怒りを感じつつ、
仕事を熟し、十三時半前に一旦、ちょいと昼御飯を摂ろうと灼熱の外へ出る。
彼是と何を食べようかと思案出来ない程、思考回路もショートし、且つ、選択肢も無い様で、
大きな道路沿いに見掛けたラーメン店に飛び込みで入ってみる。
此方のチェーンは柏で見掛けた事が有るだけで、入った事は無く、人生初潜入。
老女が二名、客としているだけの寂しい店内で、カウンター席に陣取る。
メニューを眺め、此の糞暑い折、とても熱いラーメンだけは啜らない腹積もりで来たが、
運良く、「冷しラーメン」と称し、メニューの裏面丸々を使用し、冷たいラーメンメニューが有る。
其の中から、最も簡素で、且つ、店名を冠した「冷し市々ラーメン」なる物を発注してみる。
初めて訪れる店に於いては鉄則だ…。
冷たい水を簡単に飲み干し、御替わりを催促して注いで貰い乍ら待っていると、
厨房の中から直接、「冷し市々ラーメン」が手渡しで登場する。
「冷しラーメン」と言う位なので、山形県の冷やしラーメンを想像したが、
出て来た物は、汁気も少な目で、脇には練り辛子が添えられ、冷やし中華っぽい感じ。
実際に、少な目のスープを蓮華で掬ってみると、正に冷やし中華っぽい味わいの、
甘酸っぱい感じで、僅かに辛味の効いた物。
まあ、此の暑さでは、此の手の物が非常に食べ易くて助かるが…。
麺はと言えば、素麺を髣髴とさせる様な極細麺で、博多ラーメンの様な感じ。
確かに、店の看板には「九州和風」と、想像し難い文言が記されていたっけ…。
然し、九州ラーメン程の低加水ではなく、寧ろ、ツルツルと喉の通りの良い多加水麺。
麺が細いので、グラム数は可也少なく、あっと言う間に食べ切りそうな量。
具は叉焼、麺麻、海苔、葱。
叉焼は冷たいラーメンに載せる具らしく冷たく、赤身の部位はカチコチ。
其れでも、熱を加えれば脂身の部位が蕩けそうな感じはしなくも無い。
麺麻はしっかりと色が付き、味が染み込んだ物。
総じて、此の暑い時に頂くには最適なメニューと言えようが、もう少し、冷やし中華っぽさではなく、
ラーメンらしさが欲しかっただけに残念…。
忙しい最中に、サッと頂けた店では及第点か。
世間様は未だ夏休み真っ只中と言う所も有ろう中、静岡へと一泊の出張へ出る。
指定席になんぞ乗れる身分ではないので、自由席の混雑を鑑み、
七時に起床し、少し早目に家を出、駅迄歩いただけで止め処無く汗が流れ、
丸で背中に華厳の瀧を背負ったかの様な感じで、早くも風呂上がり状態…。
高崎線、山手線と乗り継ぎ、東京駅に重たいトランクケースを転がして辿り着く。
折り返し、九時〇三分発の「ひかり四六五号」に成る「こだま八〇六号」が到着する前に、
早々と並び、二号車の三番目に何とか陣取り、乗車する。
思った程の混雑も無く、雲で霞んで見えない富士山を脇に見、御茶っ葉臭のする静岡駅へ。
埼玉も暑いが、静岡も鼻から椰子の木が生えそうな程に暑い！
発狂しそうな暑さの中、拭っても拭っても噴出する汗に、遣り場の無い怒りを感じつつ、
仕事を熟し、十三時半前に一旦、ちょいと昼御飯を摂ろうと灼熱の外へ出る。
彼是と何を食べようかと思案出来ない程、思考回路もショートし、且つ、選択肢も無い様で、
大きな道路沿いに見掛けたラーメン店に飛び込みで入ってみる。
此方のチェーンは柏で見掛けた事が有るだけで、入った事は無く、人生初潜入。
老女が二名、客としているだけの寂しい店内で、カウンター席に陣取る。
メニューを眺め、此の糞暑い折、とても熱いラーメンだけは啜らない腹積もりで来たが、
運良く、「冷しラーメン」と称し、メニューの裏面丸々を使用し、冷たいラーメンメニューが有る。
其の中から、最も簡素で、且つ、店名を冠した「冷し市々ラーメン」なる物を発注してみる。
初めて訪れる店に於いては鉄則だ…。
冷たい水を簡単に飲み干し、御替わりを催促して注いで貰い乍ら待っていると、
厨房の中から直接、「冷し市々ラーメン」が手渡しで登場する。
「冷しラーメン」と言う位なので、山形県の冷やしラーメンを想像したが、
出て来た物は、汁気も少な目で、脇には練り辛子が添えられ、冷やし中華っぽい感じ。
実際に、少な目のスープを蓮華で掬ってみると、正に冷やし中華っぽい味わいの、
甘酸っぱい感じで、僅かに辛味の効いた物。
まあ、此の暑さでは、此の手の物が非常に食べ易くて助かるが…。
麺はと言えば、素麺を髣髴とさせる様な極細麺で、博多ラーメンの様な感じ。
確かに、店の看板には「九州和風」と、想像し難い文言が記されていたっけ…。
然し、九州ラーメン程の低加水ではなく、寧ろ、ツルツルと喉の通りの良い多加水麺。
麺が細いので、グラム数は可也少なく、あっと言う間に食べ切りそうな量。
具は叉焼、麺麻、海苔、葱。
叉焼は冷たいラーメンに載せる具らしく冷たく、赤身の部位はカチコチ。
其れでも、熱を加えれば脂身の部位が蕩けそうな感じはしなくも無い。
麺麻はしっかりと色が付き、味が染み込んだ物。
総じて、此の暑い時に頂くには最適なメニューと言えようが、もう少し、冷やし中華っぽさではなく、
ラーメンらしさが欲しかっただけに残念…。
忙しい最中に、サッと頂けた店では及第点か。
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※2010年8月18日時点の情報です。
ID:0004754927
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