続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「豚家」【高崎】

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◆「豚家」【高崎】

 ◎「トンテキ定食(180g)」九八〇円

 …昨日。
  一週間最後の此の日は、今週火曜日に引き続いての高崎へ。
  此の日も比較的湿度が低く、カラッとした過ごし易い陽気なので助かる。
  何度も記すが、湿度が多い時と違い、汗の噴出する量が雲泥の差だ。
  高崎駅に着く迄、汗拭きタオルの出番が無い程。
  とは言え、仕事に突入すれば、じわじわと汗が滲み出し、自然と「暑い!」と声に出す。
  所詮、未だ九月上旬なので、涼しい道理が無い。
  此の日は独りぼっちでの仕事の為、朝から気持ちがもっきり折れそうな心持ちに成りつつも、
  山と積もった仕事を一つ一つ、砂浜から一粒ずつ砂を拾うかの様に熟して行く。
  十三時に成り、一服入れるべく昼休憩。
  さてと、高崎と言えば、此の駄ブログではすっかり御馴染みの「韓国創作料理屋 ぶるだっく食堂」。
  此方の美しい、パイオツカイデーな女店員様が素晴らしいので、此の日も心が靡く。
  然し、幾ら何でも、週に二度も訪れては、不審者と通報されても困る。
  耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、泣く泣く我慢し、他を当たる。
  「韓国創作料理屋 ぶるだっく食堂」の向かいに在る、其の名も「豚家」と言う此方。
  其の直球過ぎる店名と、大きく掲げられた豚テキの写真に惹かれて初潜入。
  店内はテーブル席のみで、空席も目立っており、勝手に着席する様に促される。
  腰掛け、先ずはメニューを眺める。
  豚テキを始めとして、豚カツ、カレー、ハンバーグと、豚肉を使用するメニューが取り揃えられている。
  が、此処は矢張り、分厚い豚テキの大きな写真に圧倒され、此方の一押しメニューにする。
  肉の量が選択出来、一五〇グラム、一八〇グラム、二三〇グラム、四五〇グラムと有り、
  流石に二三〇グラム以上は一〇〇〇円を超えてしまうので自重し、一八〇グラムで堪える。
  更に、テレレも選択出来、「豚家ソース」、「特製おろしポン酢」、「生姜ソース」の中から、
  如何言う訳でそう答えたかは我乍ら不明だが、「特製おろしポン酢」で御願いする。
  ウスターソースと醤油を基本とした「豚家ソース」と言う物の方が惹かれるのに…。
  そして汁物も、コラーゲンスープと味噌汁から選択出来、此処でも無難に味噌汁で発注。
  如何考えたって、コラーゲンたっぷりのプースーの方が魅惑的なのに…。
  ずっと其の事を悔やんでいると、十五分弱で、ヂウヂウと音を荒げた鉄板が、
  「子連れ狼」の様な手押し車に乗せられて運ばれて来る。
  其方でテレレをぶっ掛けて呉れると言うので御願いし、油が撥ねない様に、紙で防御する。
  豚の肉塊はと言うと、写真の物とは程遠い厚さで、一センチメートル程だろうか。
  恐らく、写真の物は一キログラムは有ろうな…。
  フォークとナイフを不器用にも駆使し、適度な大きさに切り分け、食事を開始する。
  先ず、脂身たっぷりの端っこから喰らい付くと、サックリとした歯触りで、
  丸で、焼き肉の豚トロを頂いているかの様で、旨味が凄い。
  是非、安部譲二先生の名言、「豚の脂身を我慢して迄、長生きしたくないよね」、
  相田みつをの書体で書いて、厠に年間通じて貼り出していたい…。
  真ん中の赤身の部位を箸で摘み上げれば、綺麗な桃色をしている。
  此れだけの厚さの豚肉を、焼くだけで仕上げるのは不可能で、恐らくは茹でて火を通しているので、
  其の様な桃色をしているのだろうと推察してみる。
  表面は香ばしく、中はしっとりした柔らかさが有り、噛み応えが有りつつ、脂身のプルプル感も有る。
  豚肉は、群馬県産の「上州とことん豚」、「もち豚」、「麦豚」等、其の時々で変えている様だ。
  ポン酢が全体的にキリッと引き締めて呉れ、執拗さを和らげて呉れている。
  大盛りで御願いした御飯も、モリモリと掻っ込みたくなり、此れぞ腕白飯。
  しっかりと胃袋に養分を充填し、午後からの仕事に備える。