続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「麺処 湊生」【高崎】

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◆「麺処 湊生」【高崎】

 ◎「味玉中華そば」七五〇円+「中盛り」無料

 …夜、家に帰ってから、食事を済ませ、仕事をし、風呂に入り、ボーっとする。
  あっと言う間に午前零時過ぎ。
  其れから寝床に潜り、携帯電話を弄んでいる間に眠むりに落ちる毎日。
  寝ても、大して時間も経たずに排尿に起き、眠りの浅い状態を繰り返す。
  こんな調子じゃ、疲れが取れる訳が無い。
  真ん中モッコリ水曜日だが、一週間、持ち堪えられるか心配だ。
  重たい鞄を背負い、えっちらおっちら駅迄、二〇分近くを歩き、電車に乗り込む。
  今日は普段と逆方向、下り方面なので、座れるので有り難い。
  車中、転寝をし、少しでも睡眠不足の解消に努める。
  高崎に着き、山積した仕事を独りで熟すが、山積みの仕事に埋もれて殉職しそうだ…。
  十三時を過ぎ、切りも付いたので昼休憩を挟み、一服しようかね。
  今日は如何しようかと悩み、先週金曜日に御邪魔した「上州山賊麺 大大坊」にでもしようかと、
  其方を目指して歩いている最中、ふと思い出した事が有る。
  前回の其の道すがら、四月十四日に新規開店すると言うラーメン店を見付け、
  次回は開店もしているだろうから、突撃してみようと思っていた事を…。
  開店してから五日目の此方の前へと来ると、店内に客の姿が見え、ホッとしてみる。
  店頭には券売機が設えられ、先ずは食券を購入する。
  此方は魚介を使用したラーメンが売りの様なので、贅沢にも玉子の付いた「味玉中華そば」の釦を。
  食券を購入し、小洒落た店内に入ると真新しい匂いがし、カウンター席に通される。
  店内には六名程の客が居る。
  食券を若い婦女子店員に手渡すと、麺の中盛りが可能と言うので、太るのを承知で御願いする。
  此の辺り、堪え性の無さは直っていない様だ…。
  出来上がりを待つ間、店内を見回し、彼是と情報を収集する。
  すると、横文字で「KEISHOKEN」と言う文字を発見し、「景勝軒」と直ぐに変換出来る。
  と言う事は、「茨城大勝軒」系か…。
  まあ、多くは書かないが、個人的には余り好きではない。
  少し気持ちが冷め、冷水を呷っていると、発注したラーメンが提供される。
  見た感じ、魚粉があしらわれたさっぱり系の醤油ラーメンと言った趣き。
  さて、期待は余りせずに、先ずはプースーから啜ろう。
  表面には魚粉が浮かんでいるのが見え、啜ると、魚介の風味が薫って来る。
  全体的には、コッテリし過ぎない醤油ラーメンと言う感じなのだが、何と無く、味わいが変わっている。
  恐らく、此れは、生姜を練り込んだ特製麺と謳う麺に因る物だろう。
  言われてみれば、生姜の苦味の様な風味が感じられなくも無い。
  決して不味くはないのだが、何と言うのだろう、気を衒っていると言うか、狙い過ぎと言うか…。
  其の麺はと言うと、ツルツルし過ぎず、ザラザラし過ぎてもいない口当たりで、
  茹で加減は先ず先ずで、其れなりの腰や、シコシコとした食感が残っている。
  具に目を移すと、中々に華やかだ。
  叉焼は三枚入るが、パサパサとした物で、臭味に近い物が出てしまっているのが残念。
  麺麻は、店内に詰まれた段ボール箱から察するに、中華人民共和国産の物。
  桜色をしていると言う雲呑は、悪くは無いが、秀逸と言うには及ばない。
  他には海苔、菠薐草が入り、味付け玉子はプルプルの半熟加減で合格点。
  プースーは概ね飲み干し、次回が有るかなと判断に悩む…。
  改めて申し上げるが、決して不味い訳ではなく、飽く迄も好みの問題だ。