続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ザ・ラーメン スモールアックス」【大井町】

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 ◎「小ラーメン」六五〇円

 …昨日。
  腰と尻が駄目なのは相変わらずだが、此の痛みにも慣れて来た気がする。
  痛みが走る度、絶叫しそうに成り、悶絶するのは変わらないが…。
  うつ伏せで寝た状態で、ピンヒールを履いた若くて綺麗な女性に尻を踏まれたい程。
  満身創痍の身体で、とても真面な状態ではないが、仕事に出掛ける。
  半月振りに大井町へ遣って来る。
  仕事は黙々と熟し、汗水垂らし、労働者は只、働くのみ。
  十三時に成り、唯一の愉しみ、昼御飯を食べに出る。
  前回は同僚の方と一緒だったので、「のりや食堂」に甘んじたが、
  独りと成れば、ガッツリと、此方で「二郎」系でも頂こうかね。
  一応は減量中だが、身体が大蒜を欲するので仕方無い…。
  薄暗い裏路地のバラック街の様な場所に在り、先客は二名のみで、此方で待つ事は先ず無い。
  安心して中に入り、小さな券売機で食券を購入する。
  何時もの「小ラーメン」の釦を押し、冷水を汲み、カウンター席に腰掛ける。
  冷水を呷り、午前中の労を労う。
  調理過程をぼんやりと眺めていると、不意にトッピングを訊かれる。
  減量中なので脂は止し、野菜、大蒜で御願いする。
  丼を受け取り、蓮華の備えが無い為、慎重に持ち、傾け、プースーから啜る。
  何時もの印象は、醤油ダレが立っていて、すっきりしている感じで、本流で例えるなら、
  「ラーメン二郎 京急川崎店」に似た味わいと認識していたが、此の日のプースーは少し違う。
  仄かにとろみが有り、乳化している様な感じで、円やかでコクの有る味わいだ。
  角が取れ、全体的に丸味を帯びた印象で、此れは此れで中々に好きだ。
  「ラーメン二郎 八王子野猿街道店2」の様なド乳化と迄は行かないが、此れは旨い。
  思わず、何口か立て続けに啜ってしまう。
  プースーを堪能した後は、こんもりとした野菜から遣っ付けよう。
  卓上の醤油ダレをドレッシング代わりに掛け、味付けを確りしてから貪り喰う。
  毎度乍ら、茹で加減が好みで、シャキシャキとクタクタの間の絶妙な塩梅。
  此れならば野菜嫌いの僕でも苦も無く頂ける。
  野菜を粗方遣っ付けた所で、丼の中から麺を引っ張り出し、啜ると言うか、喰らい付く。
  店の二階で打たれた自家製麺は、店内に積み上げられたオーションの袋が証明する通り、
  ゴワゴワとした口当たりが食欲を増進させ、ワッシワッシと一心不乱に啜る。
  モッチリとした弾力も心地好く、麺はプースーを吸い、色が茶色に変色している。
  麺自体に味わいが有るのもそうだが、味が染み込み易いのだろう。
  さて、豚はと言うと、「豚」と言うよりは「叉焼」と称した方が良さそうな感じだが、
  プースー同様に此の日は違い、肉塊の様な暴力的な物がゴロゴロとたっぷり入り、
  噛めば赤身の部位は適度な歯応えが有りつつも、ホロッと解れ、脂身も其れなりに有る。
  此れならば「ブタ」増しにすれば良かったと思うが、此ればかりは当たり外れが有るからな…。
  確りと大蒜を充填し、少しばかり精が付いた感じで、午後からの仕事に向かう。