続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ピザ&パスタ るーぱん」【北大宮】


 …土曜日。
  三連休の中日の此の日、前々週から通い始めた整体に行き、腰部を虐めて貰う。
  一回四〇〇〇円と言う高額な施術料だが、一時間みっちりと甚振って貰えるので良い。
  一〇時から十一時迄、たっぷり腰を解した後、幾分、軽くなった心持ちで帰宅。
  テレヴィヂョンを点ければ、再放送か、「秘密のケンミンSHOW」が遣っており、
  丁度、埼玉県の特集で、埼玉県では御馴染み「るーぱん」が取り上げられている。
  我が故郷・深谷にも在り、何度か出掛けた事が有り、懐かしくなり、近隣の店舗を検索。
  東武野田線北大宮駅の近く、旧中仙道から一本入った所に在ると言うので、現場に急行する…。

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 ◎「るーぱんMIXドリームサイズ」一二五〇円
 …店前の駐車場が一杯の為、近くの時間貸し駐車場に停め、店に入る。
  此方は料金先払いで、先ずはレジスターで発注、会計を済ます。
  此方を訪れたのは、今世紀初めてだろうか。
  取り敢えず、ザーピーを頂こうと、さも無難そうなメニューを発見する。
  大きさは、小さい「ハッピー」と、大きい「ドリーム」が有り、どうせなら夢を見たい。
  夢の無い世の中だもの…。
  序にゲッティーと米も同時発注し、番号札を受け取り、着席する。
  腰の痛みに悶絶し、椅子に座る事も儘成らない中、一〇分強でザーピー登場。
  懐かしいかな、安価な、冷凍食品とも見て取れるザーピーだ…。
  各店で生地から伸ばして焼いていると言うザーピーだが、此の安っぽさが良い。
  正に、B級の極みだ。
  西洋松茸やら玉葱やらが乗り、生地は薄目で、パリッと香ばしい。
  チーズも然程、濃厚と言う訳ではないので、卓上のタバスコで味を刺激的にしたい。
  正直、伊太利亜料理店に行き、此の値段を払えば、立派なザーピーを頂けるが、
  こう言う大衆的な味と言うのは必要で、且つ、青春を思い起こさせる味と言うのは重要だ。

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 ◎「ボンゴレ(赤)」四五〇円
 …続いて、ゲッティーが運ばれて来る。
  何せ、四五〇円と言う価格なので、推して量るべし。
  量は結構有り、此のゲッティーだけで十分、一食賄えるだろう。
  一〇年以上振りに頂くので、昔の記憶を手繰り寄せる様に啜り始める。
  ん!?
  随分と味が薄いナァ…。
  四五〇円だから文句は言えないが、昔は此れを旨いと啜っていたのだろうか。
  赤茄子の酸味が立っており、良く言えば爽やかな風味が感じられるが、
  味が薄っぺらいと言うか、奥行きが無いと言うか、もっと重厚なのが良い。

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 ◎「バターライス」一二〇円
 …件の「秘密のケンミンSHOW」の中で、或る客が、「ボンゴレ(赤)」の残ったテレレの中に、
  「バターライス」を投入して食べており、旨そうと言う評価が上がっていたので真似してみる。
  ゲッティーを食べ終えた「ボンゴレ」の赤いテレレの中に、一二〇円の米を一挙に投入。
  匙でざっくりと攪拌し、米粒を真っ赤に染めてみる。
  匙で掬って頬張れば、「ボンゴレ(赤)」のゲッティーを頂くよりも、米の方が旨い。
  バターの風味が加わり、味が多少は濃くなったからだろうか。
  ジャンクな感じ、粗野な食べ方と言うのは惹かれるものだ。
  嗚呼、其れにしても、学生時分に美味しく頂いていた物でも、時が経てば、
  舌が肥えた所為か、余り美味しさを感じなくなってしまうのは、此れは此れで寂しい…。