続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「中華 たけいし」【東武練馬】

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◆「中華 たけいし」【東武練馬】

 ◎「マーボーつけ麺」六三〇円

 …昨日。
  水曜日、木曜日が休日の僕からしたら、火曜日は週末だ。
  世間様が浮かれ狂った三連休も、普通に仕事を熟し、至って普通の「平日」として過ごす。
  況してや、三連休最終日の月曜日は忙しく、又、祝日で電車の本数も間引かれ、
  帰宅したのは午前零時半で、精根尽き果てて眠りに落ちる感じ…。
  そして、僕にとっての「花金」ならぬ「花火」を迎える。
  例によって、十三時からの仕事を前に、早目に到着して昼御飯を済ませる。
  好い加減、選択肢が尽きた感が有るが、今回は南口に出没してみよう。
  予めの調査で、目星は付けてある。
  中華系を中心に、ラーメンや定食類を提供する此方が気に掛かる。
  何と、ラーメン一杯が二八〇円と言い、「原価無視メニュー」を謳っている。
  事前に調べたメニューの中の「メンマラーメン」と言うのが良さそうで、
  麺麻は大きくて歯応えが良く、馬穴で喰いたい程と言う評判で、麺麻フェチとしては外せない。
  いざ、現場へ急行すると、店の扉は開け放たれ、入り易く、来る物拒まずと言った感じ。
  店内は、牛丼屋の様なコの字型のカウンター席が手前に在り、奥に一列のカウンター席が配されている。
  折角なので、厨房が目の前の奥のカウンター席に陣取る。
  卓上のメニューが無く、壁に写真入りのメニューが掲示されている。
  然し、既に腹は決まっており、舌も「メンマラーメン」の舌に成ってしまっている。
  女将さんと目が合った時に、「メンマラーメン」と発注。
  すると、女将さんがマスターに「メンマラーメン」と訊くと、「無いよ」と言う返事が返って来る。
  何ですと!?
  恥ずかしい事に、メニューに無い物を発注してしまった様で、情報源が旧かった様だ…。
  気を取り直し、幸いな事に第二希望迄決めていたので、手間は取らない。
  透かさず、「マーボーつけ麺」を発注し、今度は難無く注文が通った様だ。
  其れにしても、水が出て来ないなぁと、店内に給水器が無いか隈無く探すも見当たらず、
  女将さんが気付いて呉れた様で、コップを出して呉れ、卓上の冷水を注いで鯨飲。
  店内は昭和の香りが感じられ、時間の流れもゆったりとしており、昼酒を呷りたい程だ。
  程無くして、第二希望の「マーボーつけ麺」が目の前に差し出される。
  此の駄ブログ用に、何時もの様に携帯電話のキャメラで撮影を済ませると、
  厨房内の女将さんから、「綺麗に撮れた?」と言葉が飛んで来る。
  恥ずかしいやら、ばつが悪いやら、「はい」と答えて食事に専念する。
  此方の麺は自家製麺で、「手打ち手もみ剛麺」を謳っており、ピロピロの平打ち麺だ。
  此れを箸で手繰り、餡掛けのとろみの中にどっぷりと浸し、絡める様にして持ち上げる。
  麻婆豆腐の餡は粘度が高過ぎず、低過ぎず、縮れの効いた平打ち麺への絡みも良い。
  つけ汁と言うか麻婆豆腐は、適度な辛味で、辛いのが駄目な僕でも大丈夫だ。
  豆腐は賽の目状に形が整った物ではなく、不揃いな形状が良い。
  挽き肉と葱もたっぷりと入り、此れに御飯を打ち込んで、蓮華で掻っ込むのも良かろう。
  麺は手打ちと言うだけあり、此れ又、不揃いな感じが口当たりを良くしている。
  棊子麺の様に太いのも混ざっており、プリッと、モチッとした食感が心地好い。
  途中、女将さんが話し掛けて呉れる。
  恐らく、以前は有った「メンマラーメン」を発注したので、「ウチは久し振り?」と訊いて呉れる。
  此方に関しては童貞である旨を伝えると、「何処から来て呉れたの?」と会話が続く。
  大宮から通い、最近、職場が此の近くになった旨を返すと、更に返して呉れる。
  「昔はメンマラーメン、有ったんだけどね。小母さんが煮てるから美味しいのよ」と。
  そう返されたら、尚更、頂きたくなってしまい、是非とも再開を願うばかりだ。
  土地勘の無い街で、況してや、不慣れな仕事で精神的に疲労し勝ちな毎日の中で、
  こうして無条件に受け容れて呉れると言うのは、心の拠り所が出来た様な感じで有り難い。
  メニューも豊富で、然も安いので、毎日通っても飽きないし、懐にも優しいので助かる。
  会計の際も、女将さんと一言二言会話を交わし、「又、寄せて貰います」と告げて出る。
  次回頂く物は決めており、一番人気と言う、中華丼に豚カツが乗った「カツレツ中華丼」にしよう。