続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン二郎 新宿小滝橋通り店」【新宿西口】

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 ◎「ぶた入りつけ麺」一〇〇〇円

 …昨日。
  あっと言う間に、もう大分、年も押し迫って来た。
  本厄の今年は、本当、色々な事が有り、目紛しい一年で、思い出すのもきつい。
  仕事の辛さ、其の所為で心身の不調に陥ってホスピタらざるを得なくなり、
  更には祖母も亡くし、担当業務は清算と成り、会社もこんな事に成るとは…。
  後厄の来年に明るい展望が期待出来る筈も無く、毎日、気分は御通夜だ。
  さて、話は遡って昨日。
  予定では、二十八日から正月休みを取っちまおうと目論んでいたので、
  BOOK厚木の清算業務に伴う機器の撤去を前週に前倒し依頼していたが、
  二十九日でないと別料金を取ると抜かしやがって、何て融通が利かないのか。
  ちったぁ、忖度しなさいよ!
  敢え無く休日も吹っ飛び、朝五時半起きで最後のBOOK厚木へ…。
  年末の朝っぱらに電車に乗る人間も少なく、最後の最後迄、非ブルジョワジー
  一〇時過ぎに、BOOK厚木での全てを終え、引き渡し、池袋へ出掛ける。
  十一時半前に新宿駅に到着し、此処で昼御飯を済ませようと、前日から画策。
  「らあめん 満来」で「チャーシューざる」は重いので、「納豆ざる」にするか、
  「龍の家」で「つけ麺 もつ」を頂いてみるか、将又、無難に、
  「ラーメン二郎 新宿歌舞伎町店」にするか、さんざっぱら思案した結果、
  十一月十五日以来、一ヶ月半振りの此方で、初めてつけ麺を頂いてみようと。
  今年最後のラーメンは、直系の「ラーメン 二郎」でのつけ麺童貞を捨ててみる。
  亜流でのつけ麺は頂いた事が有るので…。
  小滝橋通りをずんずん北上し、黄色い看板を一目散に目指す。
  十一時半に到着すれば、店外に待ちは無いが、店内に二名の待ち。
  只でさえ、此方は席の間隔が狭く、客は一様に着膨れしており、圧迫感が凄い。
  券売機前に先客が陣取っており、食券が購入出来ずにやきもきする。
  数分の後、店員氏から食券回収の催促が有り、先客も漸く空気を読み、
  券売機前が空いたので、食券を購入するが、勢い余って「ぶた入りつけ麺」…。
  毎月毎月、給料日だからと贅沢するから、月半ばには既にすってんてんなのに。
  如何も、此の堪え性の無さは、簡単に治る病気ではない様だ。
  店員氏に食券を手渡すと、無料の乗せ物を訊かれる。
  「ヤサイ、アブラカタマリ、サカナで」と、予習通りに御願いする。
  着席している客の大半は、未だ提供前で、此れは少し時間が掛かるかも知れんな。
  程無くして席が空くが、何てこったい、コの字の角っ子、最も面積が狭く、
  座り勝手の悪い、個人的に苦手な席だが、まあ、運の無さは生まれ付きだ。
  天命だと思って受け容れ、矢鱈と狭い席にヨッコイショーイチ。
  何かの犯罪者かと思う程に肩身が狭く、こう言う時に限って、
  場所が嵩張るつけ麺にしてしまう辺り、遣る事為す事全部裏目の負け犬人生…。
  冷水を汲み、呷り、今の内に、隣の客の前に有る割り箸を確保しておく。
  勿論、ちゃんと詫びを入れ、割り箸を取る。
  つけ麺の発注は僕だけの様で、先にラーメンが次々に提供され、
  着席から十五分程で、麺の皿、つけ汁の丼が差し出される。
  案の定、狭隘な席に余裕は無く、配置を工夫し、何とか啜れそうな状況を作る。
  つけ汁の丼と麺の皿を横に並べて啜るのは不可能なので、略、縦に並べる…。
  さて、先ずは麺を手繰り、つけ汁に確りと浸して啜る。
  つけ汁は、此方特有、乳化していない、すっきりとした軽い口当たり。
  味の濃さで言うと、通常の「ラーメン」のプースーと、然程変わらない程。
  此れに酸味が加わり、つけ麺っぽさを演出している。
  更には背脂が溶け出し、魚粉も加わり、大蒜も入れなかった為、
  「ラーメン 二郎」っぽさは薄れているが、此れは中々に、秀逸なつけ麺だ。
  麺は緩やかな縮れの太麺で、勿論、店内で打たれた自家製麺で、
  ゴワゴワとした感じが有り、冷水で確りと〆られ、ラーメンに無い食感。
  水切りは少々甘かったが…。
  スルスルと入って行き、量の多さは感じず、もう少し啜りたいとさえ思う。
  野菜はシャキシャキとして、さっぱりとして、脂っこさを中和して呉れる。
  今年、格段に進化した豚は、増しにしたので、結構な量が沈んでいる。
  味付けは薄いものの、肉質は軟らかく、赤身の部位はホロンと崩れ、
  脂身の部位はプルントゥルンで、歳をして来ると、脂身が結構、重たく感じる。
  旨いのだが、増さなくても良かったかしら…。
  具は他に麺麻、そして、矢鱈と甘く感じた味付け玉子が半個入る。
  此れで大蒜が入っていたら、もっと旨いのだろうが、食べ納めとしては満足。
  もう、BOOK厚木に行く事も無いので、此方も最後かな…。