続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「麺屋 冽-RETSU-」【宮原】

◆「麺屋 冽-RETSU-」【宮原】

 …昨日。
  月曜日からの一泊二日の新潟旅行から帰れば、関東地方は雨。
  新潟は二日間とも、珍しい程の好天だったのに…。
  さて、旅行から帰り、ぐったりとして、却って疲労してしまう駄目中年。
  午前中は極めて自堕落に過ごし、あっと言う間に正午を過ぎる。
  新潟で買った「久保田(萬壽)」を父の日用に渡す為、深谷の実家へ帰ろう。
  先々週、心の臓が弱って入院した父親に、酒を渡すのも如何かと思うが…。
  移動手段は、普通ならば此の雨なので、自動車の方が楽だが、
  酒を呑みたいが為に、敢えて、面倒臭い電車移動に決定。
  電車に乗車する前に、先ずは腹拵えと酒注入。
  二月二〇日に一度だけ御邪魔した事の有る「麺匠 無限創」が四月二日に、
  今迄は居酒屋の昼営業でラーメンを出していたのが、ラーメン専門店として、
  屋号も変え、新たにプンオーした様なので、改めて初潜入…。

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 ◎「生ビール中ジョッキ」五〇〇円
 …店に入ると、新たに券売機が設えられている。
  其処で先ず、酒類の釦を探せば、流石は母体は居酒屋だけある。
  「極濃厚つけ麺(盛り)」と「トッピング」の釦も押し、席に腰掛ける。
  そして、運ばれて来たのは、嬉しい事に、「サントリープレミアムモルツ」。
  普段は其の他雑酒しか呑めない下々の者だが、こんな贅沢は有り得ない。
  皇室関係しか許されない上等品だ。
  グイッと呷れば、芳醇な甘味の中に苦味が感じられ、風味も豊かだ。
  何時も呑んでいる酒が密造酒の様にすら感じられる…。

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 ◎「極濃厚つけ麺(盛り)」七八〇円+「メンマ」一〇〇円
 …ラーメンに専念し、屋号も変わったが、提供するメニューは変わらず。
  非常に美味しく、良い印象だっただけに、其れは有り難い。
  前回同様、「極濃厚つけ麺」にし、「盛り」も同一価格に成ったのが嬉しい。
  さて、麦酒を堪能していると、期待のつけ麺が配膳されるね。
  相変わらず、つけ汁の器が小さ目で、中の具が窮屈そうだ。
  「盛り」にした麺は三〇〇グラム有り、満足行く量だ。
  此れを手繰り、つけ汁に浸して啜る。
  粘度が高く、以前よりも増した様な感じで、最後迄持つかが心配…。
  鶏ガラを主体にしたつけ汁は、甘味がやや強めで、クリーミーな口当たり。
  「極濃厚」と謳う程、諄さや執拗さは無く、此の味は好きだ。
  滑らかで、丸味を帯びた角の取れた優しさを感じる。
  鶏だけでなく、豚骨も加えられているので、力強さ、逞しさが心強い。
  ガツンと来る荒荒しさの様な物が有る。
  そして、後から魚介の風味が駆け抜け、三位一体の旨さだ。
  麺は中太と言った感じで、際立った特徴は無いが、啜り心地を重視した感じか。
  ツルツルとした表面で、もっちりとした食感が心地好い。
  つけ汁がべっとりと絡んで来るので、食べ終わる迄、配分を気に掛ける。
  具の野菜は、「ラーメン 二郎」宜しく、萌やしとキャベツ。
  茹で時間は短めだが、さっぱりと箸休め的に頂ける。
  叉焼は豚肉ではなく、鶏叉焼
  個人的にはラーメン、つけ麺の叉焼は、矢張り豚肉の方が良いな。
  尤も、普段、あれだけの暴力的なラーメンを頂いていれば、そう成るわね…。
  さて、麺麻が素敵だ。
  極太の材木の様な麺麻は、ザクザク、さっくりとした歯触りが絶妙で、
  麦酒の摘みとしても成立する。
  メニューを見たら、一五〇円で「おつまみメンマ」と言うのが有ったのを見付け、
  嗚呼、後のフェスティヴァル…。
  美味しく完食し、最後はスープ割り用のポットが用意されているので、
  滅多にしないスープ割りをし、鰹出汁、柚子の風味を堪能する。