続・ROCK‘N’ROLL退屈男

続・ROCK‘N’ROLL退屈男 B面⇒https://twitter.com/RandR_taikutsu

「つけ麺屋 やすべえ」【池袋】

イメージ 1
 
◆「つけ麺屋 やすべえ」【池袋】
 
 ◎「つけ麺(大盛)」七六〇円
 
 …昨日。
  ヴォーっとしていたら、気付けばあっと言う間に二〇一五年。
  つい此の間、マッカーサーが来たと思ったら、もう正月だ…。
  賀正、謹賀新年、と言う事で、本年も何卒宜しく御願い申し上げます。
  さて、新年の挨拶も済んだ所で、話は遡って昨日。
  正月は元日迄休日だったが、二日には早くも仕事始めで台場へ。
  翌三日も台場で労働し、四日は休日で実家に帰り、五日から労働再開。
  年末に本厚木での勤務を終え、此の日から新しい業務に従事する。
  一昨年迄の様に、七時前に起床し、八時過ぎの電車に乗車し、池袋へ。
  久し振りの此の通勤、勤務形態に戸惑ってしまう…。
  午前中は期限の迫った提出物等を遣っ付け始め、瞬く間に過ぎ去る。
  十三時を廻り、池袋の街で昼御飯を済ませる。
  初っ端なので、「らーめん つけめん 鶏の穴」の月替わりの限定メニュー、
  此れが気に掛かり、一目散に現場へ急行する。
  すると、一枚の貼り紙が見え、限定メニューは一〇日からとな。
  何てこったい、やっちまったなぁ。
  足早に退散し、第二候補は「馳走麺 狸穴」に向かうも、大行列に舌打ち。
  「はい、次!」とばかりに、今度は「麺処 花田」へと急ぐ。
  おいおい、何てこったよ、未だ正月休みだ…。
  矢張り、儲かっている店は違うな。
  当て所を失くし、失意の儘、人並みに流される様にサンシャイン通りを歩く。
  仕方無く、此方で妥協するか…。
  店内に五、六名の待ちなので、まあ、良かろう。
  券売機で「つけ麺(大盛)」の食券を購入し、空くのをヂッと待つ。
  五分程で空席に着席し、冷水を呷り、其れから一〇分。
  四年三ヶ月振りと成る此方のつけ麺と対面を果たす。
  一時期、渋谷に行く度に此方で頂いていた事が有ったが、すっかり御無沙汰。
  今と成っては、此の系統の味は何ら珍しくなくなったしね。
  さて、貴重な昼休みが惜しいので、とっとと頂こう。
  ピカピカと光り輝く麺を手繰れば、四四〇グラムと存在感が有る。
  動物系、魚介系、野菜から出汁を取る、三位一体を謳うつけ汁は、
  甘味が強めで、酸味が仄かに感じられる甘酸っぱい味わい。
  サラッとした軽めの仕上がりで、今流行りの物よりはあっさり目。
  そして、褒めたいのは矢張り麺だ。
  安価な麺が台頭する中にあって、安全性と味を重視し、
  上質な国内最高級小麦を使用していると言う。
  老舗製麺所と共同で開発した自慢の自家製麺との触れ込みで、
  プリッと舌の上で踊るように弾む食感と、噛み締めた時の心地好い歯触り、
  最後迄ツルっと喉越し良く愉しめる様、水を切り過ぎず提供すると言う。
  確かに、以前よりも麺は進化している様に感じられる。
  ツルツルの表面で、口当たり、喉の通りが良く、スルスル入って行く。
  腰が効いて、張りと弾力が有り、確りと水で〆られ、ひんやりと冷たい。
  「あつもり」も薦めている様だが、此の麺を再度温めては勿体無い。
  抑々、「あつもり」と言う物自体、僕は認めていないので…。
  具に目を転じれば、刻み叉焼と麺麻は特筆すべき点は無い。
  途中からは、卓上の刻み玉葱、魚粉を大量投入し、味を変えて愉しむ。
  当然、最後は言わずもがな、スープ割りなんぞ軟弱な真似はしない。
  毎日九時間掛けて仕込むプースーの味を愉しむ様、能書きには有るが、
  男は黙って無視し、原液の儘、グイッと飲み干し、今年のつけ麺食べ始め。
  最初にしては面白味に欠けたが、無難な所で、まあ良いか…。