続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ジャンプ」【一ノ割】

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◆「ジャンプ」【一ノ割】

 ◎「ラーメン(並)」七八〇円

 …昨晩は独り、大宮駅で降り、「かしら屋」で鱈腹カシラ肉を喰らい、
  ホッピーを呷り、大満足で、すっかりへべのレケで帰宅し、
  直ぐ様に風呂に入り、身を清め、プクマンでルーネー…。
  今日は、先週土曜日に急遽の出勤をした其の代休に充て、三連休を目論む。
  こう言う日に限って、何だか早く目が覚めてしまい、寝起きも良い。
  酒も残っておらず、至って清々しい三連休の幕開けだ。
  午前中は極めて自堕落に、非生産的に、怠惰に過ごす。
  あっと言う間に正午を過ぎ、昼御飯を如何しようかとずっと悩み続ける。
  減量中と言えど、余り過度な節制は精神衛生上宜しくないと言い訳しつつ、
  自動車を出し、春日部の此方へと、雨の東京環状を直走る。
  十三時過ぎに到着すれば、何てこったい、駐車場は満車。
  こんな土砂降りの雨の日だと言うのに、家に居られない事情の人が多いのだな。
  斯く言う僕もそうだが…。
  五分程、自動車の中で待機し、運良く空きが出来、事無きを得る。
  店内に入り、券売機と向き合う。
  此処最近は「ラーメン(並)」に「豚増し」だが、如何せん、緊縮財政、
  減量中と言う状況なので、此処は耐え難きを耐え、忍び難きを忍び、
  「ラーメン(並)」のみで我慢し、食券を提示し、店内の長椅子で待つ。
  五分強で席が空き、奥のカウンター席に、冷水を汲んでから着席。
  其れから一〇分程で、助手氏から無料の乗せ物を問われ、「全増し、豚で」と、
  はっきりと、滑舌良く、大蒜を入れ忘れられない様、祈る様に御願いする。
  銀の盆に乗せられた、ずしりと重たい丼を受け取り、さあ、頂こう。
  今日のは全体的に大人し目だな。
  蓮華を手に取り、先ずはプースーから啜る。
  問「プースーとか、幾つだよ!」⇒答「三十九だよ、五月蠅いよ!」。
  確りと、一生根に持った所で、一ヶ月振りの味はと言うと、相変わらず旨い!
  醤油ダレの仄かな酸味と、とろみの有る濃厚、濃密な、重厚感の有るプースー。
  然し、胃が凭れたり、胸焼けする様な諄さ、執拗さは無い。
  乳化と言うより、動物系の出汁が、骨の髄迄、存分に染み出している感じ。
  思わず、蓮華を掬う手が止まらず、四口立て続けに啜ってしまう。
  溜め息が出る程の旨さに、雨の中、遥遥来た甲斐が有ったわぃ。
  減量の事なんぞ、つい忘れてしまい、ラーメンに没頭してしまう。
  野菜には背脂がたっぷりとぶっ掛けられ、プースーに浸し乍ら頬張る。
  茹で加減は言わずもがなのシャキシャキとクタクタの中間で絶妙の茹で上げ。
  野菜を粗方遣っ付けた所で、丼の奥底から、麺を引っ張り上げる。
  畝る様な麺は、力強さが漲り、荒荒しさが感じられる。
  啜れば、唸りを上げそうな感じで、モッチリとした腰と弾力が心地好い。
  プースーが存分に絡み、序に刻み大蒜迄もが纏わり付き、おぢさん、嬉しい…。
  昨晩は「かしら屋」の味噌ダレで大蒜を摂取したが、目に見えるのが良い。
  豚はと言うと、初めから入っているのはロース肉の物。
  @の中心の赤身の部位は、確りとした噛み応えが有り、味も良く染みている。
  外縁は脂身が付着して、軟らかさと蕩ける塩梅が、矢張り、ネ申月豕。
  無料の乗せ物で入るのは、バラ肉の物との事。
  当然だが、ロースとは異なる食感、風味で、此れ又、素晴らしいな。
  「豚増し」にすれば良かったと思うも、此の歳じゃ、流石に苦しく、
  美味しく頂ける量で言えば、此れが丁度良いのかも知れないな。
  今、何かと話題の希臘宜しく、緊縮財政を断行している最中だしな…。
  プースーの表面に浮いた背脂も掬い、然程、汗だくに成らずに食べ終える。
  此れで減量も水の泡だが、今日食べたのは明日の分…。