続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「なんつッ亭」【御徒町】

◆「なんつッ亭」【御徒町

 …ブルジョワジー様並みに、生意気にも三連休を頂戴し、其れも最終日。
  あっと言う間の三日間で、其の間に、来週から最低でも九連勤が確定し、
  来るべき蟹工船生活を憂い、今から気持ちが重たく成り、苦痛しか無い…。
  そんな気分を紛らわせ、荒んだ心を清めようと、三連休の最終日は都内に出て、
  神社仏閣を巡ろうと、散策の始まり、上野駅に降り立つ。
  餓鬼を連れた、幸せを装った家族でごった返す動物園を尻目に、寛永寺へ。
  直ぐに上野恩賜公園へと戻り、上野大仏、花園稲荷神社不忍池辯天堂を詣で、
  腹も減ったので、昼御飯を摂ろうと、アメヤ横丁周辺へと向かう。
  昼間っから呑んでいる人民が多く、あわよくばと考えるも、呑んでしまうと、
  此の後、歩けなくなるなと思い、ガッツリ呑むのは自重する…。
  ならば、ラーメンが良かろうと思うも、上野駅周辺のラーメン店は何処も行列。
  其の為、御徒町駅ガード下のラーメン店街へと行ってみる。
  以前は「蒙古タンメン 中本」、「中華そば 青葉」のみだったが、
  何時の間にか店数が増え、其の中に、ロイクーで有名な「なんつッ亭」も在る。
  行列も無く、直ぐには入れると言うので、入店し、券売機で食券を購入する。

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 ◎「生ビール(中)」五〇〇円
 …ガッツリは呑まないが、軽くは呑みたい。
  と言う訳で、食券を購入し、先に麦酒を持って来て貰う。
  汗ばむ陽気で、歩き疲れたので、身体が麦酒を欲している。
  麦酒の銘柄に拘りは無く、冷えて、シュワっとして、旨けりゃ何でも良い。
  喉を大きく開き、流し込む様にグイッと呷れば、炭酸の刺激が心地好い。
  スカッと爽やか生麦酒だ。

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 ◎「ガッツリ煮干ラーメン」八〇〇円
 …「なんつッ亭」と言えば、マー油が入ったロイクーな豚骨ラーメン、
  此れに尽きるのだが、此の御徒町店限定と言う煮干しメニューが有ると言う。
  過去、水戸店で「煮干し豚骨つけ麺」、「にぼ豚」を頂いており、
  非常に味が宜しく、嵌った覚えが有るので、其れに期待し、此れに決定。
  「うまいゼ ベイビー」と書かれた丼に入ったラーメンが配膳される。
  大きな期待を込め、蓮華を手に取り、先ずはプースーから啜る。
  煮干しを効かせた豚骨スープに背脂を浮かべ、旨味と甘味が絶妙に絡むスープ、
  と言う触れ込みだが、煮干しの味わいはガツンと言う感じではなく、
  ほんのり薫ると言った程度で、蘞みをヴィンヴィン感じる様な物ではない。
  然し、背脂が入り、こってりしているので、其れなりに重厚感は有る。
  「ラーメン 二郎」宜しく、キャベツ、萌やしが盛り付けられている。
  萌やしは細目で、シャキシャキとしている。
  麺はと言うと、中太の縮れ麺で、緩やかな縮れがプースーと絡んで来る。
  具は、残念乍ら、叉焼ではなく豚バラ煮が入り、後は麺麻。
  常々、個人的な意見だが、ラーメンに豚バラ肉は合わないと言い続けている。
  此れが、饂飩だったら良いのだが、如何も、ラーメンだと駄目だ。
  甘辛く煮られ、パサついて硬さは有るが、先ず先ずだ。
  麺麻も濃い味で、コリコリした歯触りが良い。
  途中、無料の生搾り大蒜を御願いし、一粒、擂り潰して入れてみる。
  大蒜の辛味が強めで、一気にパンチの効いた味わいに変化。
  煮干し豚骨に大蒜が合うのは知り得ているので、もう一粒は欲しかったか…。
  背脂の浮いたプースーを全て飲み干し、午後の散策への英気を養う。

~御負け~
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