続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン二郎 大宮店」【大宮】

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◆「ラーメン二郎 大宮店」【大宮】

 ◎「豚増しラーメン」七五〇円

 …土日の厚木での勤務を終え、何とか見付けた代休取得可能日。
  こう言う日に確りと休みを確保しておかないと、永遠に休めない気がする。
  永遠に休める時は、永眠した時だろうか…。
  まあ、厄年で癌か、心臓病か、脳何かで絶命する予定だから、あと数年の我慢。
  と言いつつ、厄年迄持つかも怪しいな…。
  昨晩は十八時半に仕事を切り上げ、厚木から帰宅し、風呂に入って晩酌。
  其れも終わる頃、不意に御近所さんと呑む事に成り、拙宅でパイイチ。
  「獺祭」を一升空けたらしく、ヘベのレケの状態にも拘わらず、
  其処から更に、新たに「獺祭」の一升瓶を開栓し、呑み始める酔っ払い連中…。
  久々に呑む「獺祭」は旨く、馬鹿話をし、音楽を聴き、酒席は宜しいわね。
  解散後は居間の長椅子で轟沈し、気付けば朝七時。
  休みで本当、良かったわ…。
  些か、二日酔い気味で午前中を極めて自堕落に過ごし、吐き気と便意との闘い。
  怠さと眠さが残る中、正午前に家を出て、大宮の街へ。
  先週、右側のコンタクトレンズを新調したが、左目も視力が落ちており、
  左目も買い換えようと、一七〇〇〇円の出費は痛いが、見えなきゃ困るので…。
  早々に用事を済ませ、二日酔いは食べないと治らないので、昼御飯だ。
  数日前から、此方と固く心に決め、妄想を繰り広げて来た。
  減量中と言う事も有り、すっかり、此の手のラーメンは御無沙汰で、
  標準体重にも戻って来たので、そろそろ解禁し、且つ、大蒜も摂取しないとね。
  厄年で死ぬ予定の割りには、体力の心配はしてみる…。
  桃色繁華街の南銀座に入り、甘い囁きの客引きを振り切り、黄色い看板を目指す。
  待ちは一名のみで、ホッと胸を撫で下ろし、店内の券売機で食券を購入。
  何時も通り、「豚増しラーメン」の緑色の券を提示し、列に戻る。
  其れにしても、隣が連れ込み宿なので、其処に配達される嬢の多い事。
  たった一〇分の間で、四、五人は居たかしら。
  昼間っから、金を払って色事をするとは…。
  羨ましいじゃないか!
  さて、僕の股間の膨らみも増し増しに成った所で、店内に空きが出来て着席。
  冷水を汲んで落ち着くと、店内には「大沢悠里のゆうゆうワイド」。
  矢張り、レディオはAMに限る。
  「お色気大賞」が流れていたら、僕はラーメン其方退けで聴き入ってしまうな…。
  程無くして、無料の乗せ物を訊かれる。
  「全増しを大蒜で」と、野菜、脂、辛目、大蒜と言う意味で伝えたのだが、
  「国産生姜」も入ってしまい、日本語の難しさを痛感する。
  横着しないで、長ったらしくてもきちんと言わないと駄目だね…。
  受け皿毎、丼を受け取り、慎重に下ろせば、何たる暴力さ加減。
  久し振りなので、食べられるかしらと、怯んでしまう。
  昨年十二月十一日以来、実に、十一ヶ月振りの御対面だ。
  蓮華を取り、プースーが溢れ掛けている中に捻じ込み、余計に決壊する。
  いざ啜ってみると、緩いとろみが有り、此方には珍しく乳化した感じが有る。
  何時もはすっきりした、醤油ダレが立った印象だが、色も濁っている。
  道理で、何とも旨そうな茶色をしてやがる。
  次は只管に野菜の山を遣っ付け、プースーの決壊を止めないといけない。
  茹で加減は変わらず、シャキシャキとクタクタの中間で良い。
  もっとクタッとしても良いが、プースーを吸い過ぎて重くなってしまうので、
  個人的に、此れ位が絶妙の茹で加減と言って良かろう。
  麺は御決まりの中太の平麺で、表面はザラッとして、柔らか目。
  テロンテロンではないが、ややデロッとした食感で、直系らしい味わいの麺。
  久し振りに頂く直系の麺は、味わいが有り、何だか嬉しくなる。
  さてさて、懸案は豚だ。
  此の豚の出来が、僕の好みではなくなってしまったのも、避けていた一因だ。
  案の定、今回もパサパサ気味の豚で、噛むと歯の隙間に繊維がびっしり詰まる。
  端っこの部位は味が染みて旨いのだが、赤身の部位は瑞瑞しさが無く、
  口内の水分を全部持って行かれる感じで、数年前の秀逸な豚とは別物だ…。
  後半は暑さで汗が止まらず、腹部の膨満感とも相俟って苦しかったが、
  何とか、風呂上がりの様な状態で平らげ、丼を上げ、雑巾で拭き、御馳走様。
  旨いのだが、此の豚では、「ジャンプ」の方が恋しくなってしまうな…。