続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「頑者 NEXTLEVEL」【台場】

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◆「頑者 NEXTLEVEL」【台場】

 ◎「つけめん」八五〇円

 …水曜日。
  前日は仕事帰りに「立ち飲み日高」に寄り、ホッピー六杯で駄目に成り、
  〆に「ジャンクガレッジ」で大蒜も補充し、駄目に拍車を掛ける。
  そんな翌日は仕事だと言うのに…。
  しこたま呑んだ後なので、寝起きは頗る悪く、二日酔いではないのだが、
  嘔吐きが酷く、まあ、此れはストレスや緊張感でも酷いのだが。
  身支度を整え、家を出る頃には全うな人間に戻り、此の日は流刑地へ。
  此の日は、ガチガチに行動を制約される仕事ではなかった為、
  昼時はお台場の街の視察も兼ね、昼御飯は「アクアシテー」へ。
  以前、此方には「ご当地麺祭り」と言う、ラーメンの複合施設が在り、
  「博多鉄板屋台・元祖まぜラーメンの店 西江商店」、「らーめん 二男坊」、
  「京都中華そば 天天有」、「勝浦タンタンメン 勝浦ビーチスタイル」、
  「みそラーメンのよし乃」、「大阪・牛醤ラーメン まこと屋」の六店が在り、
  其れが今年四月に「東京ラーメン国技館 舞」として新しく生まれ変わるも、
  訪れる機会が丸で無く、此の日、念願の視察、訪店と相成る。
  折しも時間は正午で、大陸の赤い国の集団が矢鱈滅鱈、佃煮にする程に居る。
  其れだけで、此処が台場なのか、黒竜江省なのか分からなくなる…。
  さて、新たに此方には六店が入居。
  「台湾まぜそば はなび」、「札幌 みその」、「二代目博多 だるま」、
  「せたが屋」、「気むずかし屋」、「頑者NEXTLEVEL」の六店。
  一番人気は矢張り、台湾混ぜ蕎麦の流行を作った「はなび」だろうか。
  僕自身、台湾混ぜ蕎麦童貞なので、大いに気に成るが、時間が掛かりそうだ。
  信州から参戦の「気むずかし屋」には、習近平の手下が大挙して入って行った。
  其の時点で回避し、「𠮷野屋」傘下に入った「せたが屋」も気に成るし、
  博多ラーメンも、偶には、純粋な豚骨ラーメンも頂きたいし。
  悩んだ結果、無難にと言うか、小心者なので、埼玉県を代表するラーメン店、
  「頑者」の新店の此方へと落ち着く辺り、器の小ささを感じる。
  「頑者」の川越本店のつけ麺は大好きなのだが、此方は如何に。
  無難に「つけめん」の食券を購入し、中に入り、席に案内される。
  食券を手渡し、冷水が運ばれ、暫し、我慢の時。
  一〇分程で、川越本店とは異なるつけ麺の御出座しだ。
  嗚呼、「またおま」系か…。
  つけ汁は茶濁し、ドロッとして、味の想像は容易に出来る。
  「頑者NEXTLEVEL」の概念としては、極太麺×濃厚つけだれ×魚粉、
  と言う事らしいので、そう言う意味では、正に其の通りで寸分の狂いも無い。
  麺を手繰り、東京湾のへどろの様なつけ汁に浸せば、粘度が高く、
  此れは、調子付いて、どっぷり浸していたら、最後迄は無理だと察する。
  サッと潜らせる様に浸して啜れば、想像通りの味わいに、納得する一方、
  矢張りな、と言う物足り無さを感じたのは、偽らざる正直な感想だ。
  些かの後悔の念を持っていると、此方には「大つけ麺博」で出されたと言う、
  「濃厚海老豚骨つけめん」と言うのが有ると知り、後の祭り感に苛まれる…。
  麺は平打ち麺で、艶々と光り輝き、確りと冷水で〆られた物。
  表面はツルっとして、通りの良い加水率高目の麺で、つけ汁が絡み付く。
  具は刻み叉焼、極太麺麻、海苔、鳴門、葱。
  叉焼は川越本店の「つけめんチャーシュー」の様な秀逸、絶品な物ではないが、
  麺麻は極太で、食べ応えが有る物なのは有難い。
  一応、最後はつけ汁を飲み干し、養分を余さずに摂取する駄目中年…。