続・ROCK‘N’ROLL退屈男

続・ROCK‘N’ROLL退屈男 B面⇒https://twitter.com/RandR_taikutsu

「ジャンクガレッジ 大宮駅前店」【大宮】

イメージ 1
 
 
◆「ジャンクガレッジ 大宮駅前店」【大宮】
 
 ◎「まぜそば(並)」七五〇円
 
 …昨晩。
  心身の疲労回復を目標に掲げた三連休の初日。
  按摩に掛かり、凝りと張りを解して貰い、軽くなった身体を引っ提げ、
  「大宮酒場 もつ焼きエビス参」でホッピー三杯、麦酒一杯を呷り、
  〆に向かうも、四軒連続で振られ、彷徨い、流離い続けて辿り着いた、
  「回転寿司 すし松」で麦酒一杯、寿司四皿を頂き、〆たと見せ掛けて、
  何だかオヂサン、帰りたくなくなっちゃって、勢いに火が点いちゃう…。
  さて、二十二時半に成り、閉店時間三〇分前に成ったので空いたかなと、
  ほんの小さな出来心で、一度振られた此方を偵察がてら見に行ってみる。
  さっき迄の行列は解消され、待ちも無く、空席も散見される。
  すると如何でしょう。
  気付いたら硝子戸を自ら開け、中に吸い寄せられる様に入っているじゃないか。
  酔った勢いは怖いと言うか、堪え性が無いと言うか、満腹中枢がイカれてるわ。
  ストレスの反動と言うのは、実に恐ろしいものだ…。
  僕の意志と言うより、日頃の憂さ、心の奥底の悲鳴がそうさせたのだろう。
  券売機に向き合い、此方の「ラーメン」にはもう期待が持てないので、
  最近は専ら、今迄は否定的だった「まぜそば」に切り替える。
  流石に「大盛」は止し、普通に「並盛」で堪える辺り、理性は未だ有る様だ…。
  冷水を汲み、着席すると同時に無料の乗せ物を訊かれる。
  「全増し、脂ダブルで」と御願いし、冷水を呷り、酔いを醒ます。
  厨房内は若い男性三人体制で、ネプチューンと同じ編成。
  其の後も続々と後続客が押し寄せ、閉店間際と言うのに背後には待ち客多数。
  いやはや、深夜と言うのに、身体に悪い物を欲している人間の多い事。
  斯く言う僕も、其の一人だが…。
  一〇分強で丼を受け取り、手元に下ろし、箸を手に取る。
  真ん中の温泉玉子を中心に、最初から入った鰹節、揚げ大蒜と揚げ玉葱、
  茹で野菜と、無料の乗せ物の「ニンニク」、「アブラ」、「チーズ」、
  「ベビースター」、「エビマヨ」、「辛味」、綺麗に盛り付けられた物を、
  全体に満遍無く、ざっくりと、良く混ざり合わない様にザッと攪拌する。
  ぐちゃぐちゃで、何だか訳が分からない様な状態にして、いざ啜らん。
  秘伝の醤油タレに、要と成る旨味が凝縮されたスープを合わせ、
  麺と混ぜ合わせ、大蒜と黒胡椒の効いた濃厚な後引く味わいと言うのが売り。
  プースーは拳骨、鶏ガラ、背ガラ、モミジ、香味野菜を八時間丹念に炊き込み、
  旨味だけを凝縮し、ゼラチン質たっぷりのスープに背脂を投入する事で、
  凝縮されたスープにコクと旨味と甘みが加わり、麺との絡みが格段に増し、
  混ぜた瞬間に麺を離さない、パンチの効いたスープと言うのが謳い文句。
  此の濃厚なテレレ、麺、具が三位一体と成って押し寄せて来る。
  強靭な腰を持つゴワゴワした極太麺は、強力粉オーションだけで打たれ、
  強い小麦の風味を持ち乍らも独特の食感を持ち、ジャンクなスープに負けない、
  強靭な歯応えと食べ応えが売りだが、何度も言って申し訳無いが、
  今の「ニッセーデリカ」の麺も良いが、「浅草開化楼」の麺は実に良かった。
  豚はと言うと、今やすっかり期待も寄せていないが、濃厚なテレレや、
  他の具材、種々雑多な味と混ざり合い、豚臭さも和らいでいるのか、
  寧ろ旨さは増幅されているが、昔の様な蕩ける感じは無いが及第点と言えよう。
  麺を平らげ、丼に残ったテレレを蓮華で掬い、残らず栄養を充填する。
  良し、今度こそ帰宅しよう…。