◆「ジャンクガレッジ 大宮駅前店」【大宮】
◎「まぜそば（並）」七八〇円
…昨晩。
週末の休みが待ち遠しく、脳や精神を休ませ、翌週に備えると言った感じ。
来週も未だ未だ引き継ぎが入っており、此れからが正念場…。
早く一本立ちしないと、作業負荷が減らないので、心して掛からないといけない。
さて、話は遡ってサタデイナイト。
別段、ヒーヴァーする事も無く、呑み会に出掛け、精神の安定に努める。
麦酒一杯、ホッピー六杯を呷り、早目に御開きに成り、何だか未だ物足らず、
大宮駅でぶらり途中下車の旅。
嗚呼、何だか大蒜を摂取して、最後に〆てみたいナァと、気付けば此方に。
店内の待ちも二、三人で、此れは食べろと言う天からの思し召しだな。
曇り硝子を手で拭かず、開けて中に入り、券売機で食券を購入。
「まぜそば（玉子あり）大」八八〇円＋「２豚増し」二〇〇円を頂いたが、
今回は自重して「まぜそば（並）」で我慢。
豚増しは一枚単位から選択出来、「１０豚増し」と言う狂気の沙汰も有る。
き印だな…。
直ぐに席も空き、冷水を汲んでヨッコイショーイチし、食券を提示する。
厨房内は若い男性三人体制で、ななめ４５°と同じ編成。
酔い醒ましに冷水を呷り、出来上がりをヂッと待つ。
一〇分程で無料の乗せ物を訊かれ、「全増し、アブラダブルで」と告げる。
丼を受け取り、人に依って、店に依って、盛り付けも違うのだな。
さて、箸を手に取り、豚の下に隠れた温泉玉子を中心に混ぜ合わせる。
何時も乍ら、全体が確りと攪拌されない様、ざっくりと大胆に。
ズーチーが混ざり辛いので、其処は入念にかんます。
くちゅくちゅと、淫靡な音を響かせつつ、嫌らしいテレレが絡み合って行く。
最初から入っている温泉玉子、鰹節、揚げ大蒜、揚げ玉葱、茹で野菜に加え、
無料の乗せ物の「ニンニク」、「アブラ」、「チーズ」、「ベビースター」、
「エビマヨ」、「辛味」、此れ等がぐっちょんぐっちょんに成っている。
相変わらず、淫猥な食べ物だな、此れは…。
さてと、いざ掻っ喰らうかね。
矢張り、最初は味の強い「エビマヨ」の味が勝って来るな。
勿論、好きなので問題無いが、他の客で「エビマヨトリプル」と発注していたが、
其れは流石に、マヨネーズ味しかしないのではなかろうか。
まあ、余所様の事だから、知ったこっちゃ無いが…。
「ベビースター」のカリポリした食感も軽快で、大蒜もガツンと来るな。
「まぜそば」は秘伝の醤油タレに、要と成る旨味が凝縮されたスープを合わせ、
麺と混ぜ合わせ、大蒜と黒胡椒の効いた濃厚な後引く味わいと言うのが売り。
プースーは拳骨、鶏ガラ、背ガラ、モミジ、香味野菜を八時間丹念に炊き込み、
旨味だけを凝縮し、ゼラチン質たっぷりのスープに背脂を投入する事で、
凝縮されたスープにコクと旨味と甘みが加わり、麺との絡みが格段に増し、
混ぜた瞬間に麺を離さない、パンチの効いたスープと言うのが謳い文句。
此の、身体に悪そうな感じは、中毒性、麻薬性が有る。
麺は御馴染み、「ニッセーデリカ」の特注麺。
強靭な腰を持つゴワゴワした極太麺は、強力粉オーションだけで打たれ、
強い小麦の風味を持ち乍らも独特の食感を持ち、ジャンクなスープに負けない、
強靭な歯応えと食べ応えが売りで、畝った縮れ麺はモチモチ感が強い。
往年の小野正利の髪の毛の様な縮れ具合が、テレレを存分に絡ませて呉れる。
豚はと言うと、一時期の白茶けた、豚臭い物よりは若干の改善傾向だが、
矢張り、「ジャンプ」店長氏が取り仕切っていた頃の物とは格段と落ちる。
まあ、其れならば「ジャンプ」に行けば良いだけの話だが…。
卑猥なテレレで誤魔化して噛り付けば、旨いもんだ。
最後は僅かに残ったルーシーを飲み干して帰宅する成人病検診再検査おぢさん…。
