続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「つけ麺 弐★゛屋~にぼしや~」【日進】


 …暑さでぐったりと疲弊し、草臥れ果て、ストレスも溜まり勝ちだ。
  昨日土曜日は人手が足らずに出勤し、二十二時半に帰宅。
  翌日は休日の為、薬物は服用しないで大丈夫だろうと、久し振りに飲酒。
  缶麦酒三五〇ミリリットルを二本、焼酎の炭酸割りをジョッキで二杯呷り、
  気付けば、居間の電気、テレヴィヂョンを点けた儘、寝床で轟沈した様で、
  明け方四時に気付き、消して、再度、寝直すと言う駄目人間振り…。
  随分と酒に弱くなったもんで困る。
  朝は八時半に起き出し、午前中は極めて自堕落に過ごす。
  何も考えたくもなければ、動きたくもない程。
  十一時半を廻り、そろそろ、昼御飯をと考え、流石に電車に乗ったり、
  自動車を運転して出掛ける気力は毛頭無いので、徒歩にする。
  と来れば、軽くパイイチ飲めるし、プリン体補給には持って来いの此方。
  正午の一〇分前に到着し、生憎、満席の様だが、直ぐに空きそうだ。

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 ◎「瓶ビール(中)」五〇〇円
 …先客二名の待ちも、食券を購入している間に立て続けに席が空く。
  一週間の御褒美、そして、明日からの過酷な日々の活力に、昼間っから麦酒。
  細やかな庶民の贅沢だ。
  「黒ラベル」を手酌で注ぎ、グイっと一口呷れば、苦味が心地好く、
  歩いて来て火照った身体を冷却して呉れるかの様だ。
  何も気にしないで、酒が呑める様に成りたいものだ。
  御通しの麺麻は相変わらず極太で、シャキシャキ、ポリポリで美味しい。

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 ◎「濃厚煮干しそば(並)」七五〇円+「特製仕様」二五〇円
 …ラーメンはと言うと、最近はすっかり、「濃厚煮干しそば」に御執心。
  以前は、此方ではつけ麺一辺倒だったのだが、昨秋にメニュー改定、
  スープも変わって以降、つけ麺よりも、存分に煮干しを堪能出来る気がして、
  ラーメンの方が何だかしっくり来ており、量も多くないので丁度良いので。
  今回は初めて「特製仕様」と言う、具の全部乗せで発注してみる。
  麦酒を三分の二程度呷り切った所で、店主氏が丼を手元迄置いて出して呉れる。
  二月十二日以来、六ヶ月半振りだが、此れ又、見事な迄のセメント色に、
  思わず心が時めいてしまい、感動すら覚える。
  コップを蓮華に持ち替えて、先ずはセメント汁から啜ろう。
  とろみの有るポタージュの様な其れは、片口鰮と平子煮干しを使用しており、
  煮干しの風味全開の、プリン体が迸る濃厚、濃密なプースー。
  煮干し独特の蘞みや癖さえも、旨味へと昇華させている。
  舌に感じられる仄かな苦味とざらつきに、思わず若気てしまう。
  此のプースーを摘みに麦酒が飲れる程に、存分に「肴」に成っている。
  麺は細麺で、「三河製麺」の物だろうか。
  一五〇グラムと多過ぎず、すっかり駄目に成ってしまった僕には丁度良い。
  ツルツル過ぎず、ザラザラ過ぎず、プースーが確りと絡み合い、
  噛むとプツッと千切れる歯切れの良さは、啜り心地が良い。
  麺にべっとりとプースーと、刻み玉葱が纏わり付き、旨さを増幅させる。
  具はと言うと、「特製仕様」にしたので、通常よりも、「豚チャーシュー」二枚、
  「低温調理鶏チャーシュー」一枚、「味玉」が追加で加わる。
  バラ肉巻いた「豚チャーシュー」は、味付けはメニュー改定前の状態で、
  プースーに浸して置くと軟らかく成り、赤身の部位はホロっと解れ、
  脂身の部位はトロンと蕩け、中々に質の高い物だと思う。
  「低温調理鶏チャーシュー」はしっとりとした口当たりで瑞瑞しい。
  そして、セメント色に浮かんだ、松崎しげる色の「味玉」。
  箸で持ち上げただけでフルンフルンで、齧れば黄身が液状で飛び出し、
  其の下にはねっとりとしたゼリー状でも残っており、此れは二段階で旨い。
  他には麺麻、海苔、鳴門、菠薐草、三つ葉、刻み玉葱。
  最後は勿論、プースーを余す事無く飲み干し、眩暈をしそうな程の煮干しを堪能。
  もう連休は取れない忙しさだが、明日からも何とか生きられそう…。