続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「俺系らーめん 藤本」【本厚木】

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◆「俺系らーめん 藤本」【本厚木】

 ◎「ワンタンメン」九〇〇円

 …金曜日。
  先週末は土日も出勤で、BOOK厚木でガッツリと労働し、
  ずっと屋外に居たので、すっかり日焼けしてしまい、些かロイクーだ。
  朝は五時起きで、十二時間以上も外で労働し、休憩も儘成らず、
  汗は引っ切り無しに噴き出して来て、タオルは常時湿っている程。
  そんな土日の過酷な労働を終え、月曜日も蟹工船に乗船し、
  やっとの事で漕ぎ着けた、待ちに待った休日の今日。
  連休なんぞ有り得ないので、明日から盆時期の蟹工船に乗船せねば成らない。
  此れからが本当の地獄だ。
  死んでしまった方が余程増しだろうと思える程に辛い…。
  さて、話は遡って、先週金曜日。
  此の日は朝からBOOK厚木に入り、週末の労働の準備に追われる。
  其の合間を縫って、偶には昼御飯を確り頂こうと、炎天下を歩き出す。
  相模川沿いには安定、安心の「麺や食堂」、未訪の名店「厚木本丸亭」と、
  魅惑的な店が在り、「麺や食堂」は店内に待ちが発生している様子で、
  「厚木本丸亭」は出入口を塞ぐ様に、客が外に出て電話をしているので、
  何れも回避し、四月二十六日に初めて御邪魔した此方に決定する。
  小田原系ラーメンを謳い、今年三月十六日に新規開店したばかり。
  自動扉と見せ掛ける手動扉を開けて中に入れば、大きな声で出迎えられる。
  先ずは券売機で食券を購入するが、肉肉しい「チャーシューメン」と迷うも、
  小田原系と言えば雲吞らしいので、前回同様「ワンタンメン」の食券を購入。
  カウンター席に案内され、食券を手渡し、ヨッコイショーイチ。
  カウンター席に二名、テーブル席には、何て言うのだろうか、厚木らしい、
  此れ迄も、此の先も、ずっとやんちゃで生きて行くのだろうと言う感じの、
  随分とロイクーな、堅気じゃなさそうな男女四人組が姦しく駄弁っている。
  其れはさて置き、厨房は御店主含め、男性三人体制で切り盛りしており、
  チャンバラトリオと同じ編成。
  一〇分強で、「チャーシューメンです」と丼を差し出され、
  「ワンタンメン」を発注した旨を告げると、他の客の注文品だったりと、
  前回も感じたが、未だ、連携のぎこちなさが続いている様だ…。
  程無くして、きちんと「ワンタンメン」が運ばれ、事無きを得る。
  いざ、蓮華を手に取り、先ずはプースーから啜ろう。
  千葉県産濃口醤油を謳うだけあり、色味はロイクーで、
  表面には液状の豚脂で蓋をされている格好で、熱熱で猫舌泣かせだ。
  一口啜れば、口内に旨味が怒濤の勢いで押し寄せ、一気に支配する。
  じんわりと、且つ、強烈に出汁の旨味、醤油ダレの切れとコクが畳み掛ける。
  旨さに舌を撃ち抜かれ、思わず唸ってしまいそうだ。
  あっさり過ぎず、確りとした重厚感の有る旨味、醤油ダレから感じる甘味が、
  何とも堪らず、何口も立て続けに啜ってしまう。
  麺は、手揉み太麺を謳い、ピロピロとした平打ち麺で、プリッとして、
  やや硬めの茹で加減で、畝りがプースーとの絡みを良くしている。
  具の萌やしはさっぱりと、シャキシャキとした食感。
  麺麻は太目の物が三本入り、味付けは甘目で、ポリポリとした食感が心地好い。
  さて、雲吞はと言うと、丸で、餃子と見紛う程の大きさの物が五個。
  生姜の風味が効いた肉餡がぎっしりと詰まり、皮はチュルンとして秀逸。
  嗚呼、皿雲吞として麦酒の摘みで頂きたい程だ。
  叉焼はロース肉だろうか、程好い歯応えが有りつつも、蕩ける軟らかさも有る。
  「チャーシューメン」を発注すると、バラ肉の叉焼も入る様なので、
  此れは是非とも頂いてみたいが、一一〇〇円なので、宝籤が当たったらだな…。
  前回は具に三つ葉が乗っていたが、廃止に成ったのかしら。
  将又、僕御得意の入れ忘れられかしら。
  つくづく、ツイてないね、ノッてないね…。
  最後は汗だくでプースーを飲み干し、風呂上がりの様な状態で店を出る。