続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「俺系らーめん 藤本」【本厚木】

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◆「俺系らーめん 藤本」【本厚木】

 ◎「チャーシューワンタンメン」一二〇〇円

 …昨日。
  此の日も終日BOOK厚木での仕事。
  流刑地から解放されたので、暫くはBOOK厚木に通う事も増えよう。
  仕事の合間を縫って、十二時半に昼御飯を摂りに外へぶらりと。
  前日の水曜日に御邪魔しようと向かうも、定休日の為に振られたので、
  改めての仕切り直しで、九月二十二日以来、約二週間振りの訪店。
  自動扉を開けて中に入り、券売機で何時もの食券を購入する。
  店内は混雑しており、カウンター席は辛うじて一席のみの空き。
  其の隙間に、尻を捻じ込む様にしてヨッコイショーイチ。
  食券を手渡し、冷水を汲み、出来上がりをヂッと待つ。
  厨房内は男性三人体制で、レツゴー三匹と同じ編成。
  店内は賑わっているが、出来上がりには時間が掛からず、一〇分程で配膳。
  濛々と立ち上る湯気に、プースーの馨しい香りが加わり、何とも魅惑的だ。
  蓮華を手に取り、先ずはプースーから啜ろう。
  相変わらず、色はロイクーで、千葉県産の濃口醤油を使用した醤油ダレを謳う。
  表面は豚脂の油層に覆われ、蓋をされた様に、熱さを閉じ込めている。
  動物系の出汁が豊潤で、旨味が漲っており、濃密な味わいが詰まっている。
  自然な甘味が満ち溢れ、醤油ダレの切れとコクも同時に押し寄せる。
  麺は御馴染み、手揉みの太麺。
  ピロピロした畝った麺は、茹で時間も短めなのか、プリッとしている。
  啜ると、畝りの所為か、口内で躍る様な食感で、プースーとも良く絡む。
  さて、最近すっかり御執心なのが、此の叉焼だ。
  五枚程入り、夫々、多種多様な味わいで愉しませて呉れる。
  赤身のパサパサした豚臭さが出ているのが一切れ有ったが、
  脂身と赤身の均整の取れたバラ肉の部位や、味の確りと染み込んだ、
  寺島志保嬢の腹廻りの様な、淫猥なむっちりとした部位も有り、此れは最高だ。
  全てが此の部位ならば有り難いのだが、前々回は神懸っていたな。
  小田原系ラーメンの特徴と言うべき雲吞は、餃子並みの大きさ。
  皮はチュルンとして、中の餡は生姜が効いており、ぎっしり詰まっている。
  此れが五粒も入るのだから、其れはもう、大満足だ。
  甘目の味付けの麺麻が三本、そして、ずっと入っていなかった三つ葉が。
  其の代わり、葱は入っておらず、一体、どれが標準装備なのか分からない…。
  最後は汗だくでプースーを飲み干す。
  他の客が帰る際、御店主が「御仕事頑張って下さい!」と見送っているが、
  相変わらず、接客担当店員氏の提供の間違いが散見され、
  「御前も頑張れよ!」と心の中で呟いてみる。
  僕が帰る際は、声を掛けて貰えなかったが…。