続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「俺系らーめん 藤本」【本厚木】

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◆「俺系らーめん 藤本」【本厚木】

 ◎「チャーシューワンタンメン」一二〇〇円

 …金曜日。
  漸く、安定的に、固定した休日が取得出来る様に成りつつ有る。
  然し、一方で、此の先、負の仕事が待っていると言うのは、精神的には厳しい。
  心がざわついたり、逃げ出したくなる様な事も間間有る。
  生きると言うのは楽ではなく、又、本厄と言うのを思い知らされる…。
  さて、話は遡って金曜日。
  此の日は朝一でBOOK厚木に出掛けねば成らず、一仕事遣っ付ける。
  午後には流刑地に行かねば成らず、移動を開始する前に昼御飯を摂ろう。
  中々、BOOK厚木で食事を摂る機会と言うのも無いので、無駄には出来ない。
  と成れば、九月十四日に御邪魔し、「チャーシューワンタンメン」を頂き、
  何とも卑猥、淫猥で、むっちりとした、寺島志保嬢の様な叉焼に魅せられ、
  一週間で再び頂きたく成り、雨が降り始める中を歩き出す。
  店に着き、自動扉を開けて中に入り、券売機で食券を購入。
  店内に客は無く、気不味さが有るが、あの叉焼に出逢えるなら致し方無い。
  厨房内は店主氏が偶さか不在の様で、男性二人体制で、Wけんじと同じ編成。
  冷水を汲み、呷り、ぼんやりと出来上がりをゆっくり待つ。
  外を見遣れば、雨脚が強まり、土砂降りに成っている。
  そして、他に客も居ないので、五分でラーメンが出来上がる。
  おおっ、此れだ、此れだ。
  一週間振りだが、実に心躍らされる。
  先ずは蓮華を手に取り、プースーから啜ろう。
  表面は油層に覆われ、冷め難く、熱熱で猫舌泣かせ。
  千葉県産の濃口醤油を使用した醤油ダレを謳うが、切れも有りつつ、
  膨よかな丸味を帯びたコクと旨味が有り、動物系の出汁と相俟って絶妙だ。
  じんわりと、且つ、口内一杯に旨さが拡がり、思わず唸ってしまう。
  麺はピロピロとした畝った感じの手揉みの太麺。
  プースーを確りと纏い、絡み付き、持ち上げも抜群。
  モチモチした食感が心地好く、茹で加減は勿論、揉み具合も程好いのだろうな。
  さて、愉しみなのが叉焼だ。
  前週の再来を願って噛り付けば、赤身の噛み応え、脂身のプルンとした感じ、
  共に感じられるのだが、前回の様な秀逸な歯応えではなく、やや劣る印象。
  あの、歯を押し立てて噛み千切った時の歯に掛かる圧力とさっくり感は控え目。
  何方かと言うと、脂身がやや多目で、肉質の食感を堪能と言う感じではないか。
  小田原系ラーメンの醍醐味である雲吞は、皮はチュルンとして、
  中の餡はぎっしりと詰まっていて、餃子と見紛う程の大きさで、五粒入る。
  麺麻はロイクーで、甘目の味付け、コリッとした歯触りが軽快だ。
  最後は、名残を惜しむかの様にプースーを汗だくで飲み干し、
  土砂降りの雨の中、BOOK厚木駅に向けて歩き出すポンコツ初期高齢者…。