続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「ラーメン二郎 池袋東口店」【池袋】

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 ◎「ぶた入りラーメン」八〇〇円

 …水曜日。
  一〇月に入り、流刑地での蟹工船乗船生活から解放されたは良いが、
  今迄、心身共に厳しい業務ではあったが、或る程度の瓦斯抜きが出来ていて、
  何だかんだで愉しく仕事していた場所が無くなると、却って息苦しい。
  毎日、漁協での仕事と言うのも、逃げ場が無いので、発狂しそうに成る…。
  さて、話は遡って水曜日。
  此の日も朝から池袋に出向き、業務を熟す。
  十三時半を廻り、偶さか、外出する用事が出来たので、此処ぞとばかり、
  昼御飯を摂りがてら、束の間の息抜き、休息をと試みる。
  向かう先は、定期的に定点観測したい此方。
  九月二十八日以来、二週間振りに訪店。
  十四時前なので待ちは数名で、此れならば、あっと言う間に有り付けそうだ。
  何時も通りに食券を購入し、行列に接続し、五分強で席が空く。
  冷水を汲み、蓮華を取り、ヨッコイショーイチ。
  麺の硬さを訊かれ、「普通で」と御願いする。
  厨房内は初めての組み合わせ。
  今年に入って、ずっと調理担当だった店員氏が助手に回り、昨年来、
  偶に助手に入っていた店員氏が、見事、調理担当に昇格した模様。
  程無くして無料の乗せ物を訊かれ、「脂で」と告げ、丼を受け取る。
  おっ!此れは!?
  「ラーメン マルジ」、「ラーメン 富士丸」、「ラーメンの店 どでん」宜しく、
  何と脂が、醤油ダレに漬け込まれたと思しき、味付け脂に成ってるではないか。
  此れは嬉しいな。
  逸る気持ちを抑えつつ、先ずは蓮華を手に取り、プースーから啜ろう。
  色味からして想像通り、此れ迄に無い程に乳化した、こってり円やかな味わい。
  此れは益々凄いぞ。
  豚の出汁が存分に感じられ、まったりとしたコクが堪らない。
  ヂロリアンの方々からしたら、豚の出汁が弱いと言う評価なのだろうが、
  僕からしたら十分満足で、極めて美味しく頂ける、最高のラーメンだ。
  嗚呼、馬鹿舌、且つ、ラーメンヲタクでなくて良かったわぃ。
  増さなかったので、控え目な量の野菜には、卓上の醤油ダレをぶっ掛ける。
  茹で加減は安定のシャキシャキとクタクタのややシャキシャキ寄り。
  さっぱりと、箸休め感覚で頂ける。
  さて、麺を引っ張り上げれば、御馴染みの真っ直ぐで太目の自家製麺
  硬めで発注せずとも、噛むと確りとした腰と弾力が効いており、
  小麦の風味も味わえる、ミシっとした食感の心地好さは相変わらず。
  件の味付け脂はと言うと、ゴロンと大き目の背脂の塊なので、十分に、
  具としての存在感が有り、醤油ダレの切れと、背脂の甘味の両方が愉しめる。
  「どでん」の其れとは、全く違う感じだが、此れは新たな愉しみが増えたわぃ。 
  豚は、赤身が多目で、むっちりとした食感の物が殆ど。
  神懸っていると迄は言わないが、大きく外さない、此方らしい豚。
  安定感を増して来て、野球で喩えるなら、マシソン並みの安心感が有る。
  味付け脂に替わったので、此れは、近い内に是非とも再訪だな…。