続・ROCK‘N’ROLL退屈男

続・ROCK‘N’ROLL退屈男 B面⇒https://twitter.com/RandR_taikutsu

「ラーメン二郎 新宿小滝橋通り店」【新宿西口】

イメージ 1


 ◎「小ラーメン」七五〇円

 …水曜日。
  此の日も朝から池袋に出向き、午後はBOOK厚木へと出掛ける暮らし振り。
  十三時半前に出立し、取り敢えずは昼御飯をと思うも、選択肢が無い。
  前日に「ラーメン二郎 池袋東口店」で週に一度の御愉しみを頂き、
  「らーめん つけめん 鶏の穴」では既に月替わりの限定ラーメンも頂いている。
  「滝野川大勝軒」も悪くはないのだが、此れと言う閃きが浮かばない。
  一先ず、乗り換えのジュクシンに行こうと、前々日と似た様な流れ…。
  前々日は「ラーメン二郎 新宿歌舞伎町店」に移転後、初訪店し、
  前日は「ラーメン二郎 池袋東口店」を頂いている。
  ん!?
  と言う事は、此れは神様が僕に、三日連続してしまえと言う思し召しに違いない。
  そう都合良く勝手に解釈し、気付けば西口の地上に降り立ち、
  人波を縫う様に、小滝橋通りを北上している…。
  「麺屋 武蔵」、「蒙古タンメン 中本」、「龍の家」と何れも待ちは無し。
  だからと言って、其れには脇目も呉れず、新宿都税事務所方向へと歩く。
  黄色い看板が見え、良し、待ちは無く、すんなり入店出来そうだ。
  硝子の引き戸を、硝子の中年、ガラスの四〇代が開けて中に入る。
  券売機に対峙し、三月十六日以来、八ヶ月振りに「小ラーメン」の釦を押す。
  食券を手渡すと、直ぐに無料の乗せ物を訊かれ、「大蒜、脂塊で」と発注。
  厨房内は男性三人体制で、ガロと同じ編成。
  冷水を呷り、早歩きで来た火照りを冷まそうと、落ち着こうとしていると、
  着席から二、三分と言う、早射ちの人なら漏らしてしまいそうな速さ…。
  来店予約でもしていたかと勘違いする程で、作り置きでは有るまいな。
  丼を受け取れば、希望通り、背脂が塊で投入され、葛餅か半平の様な大きさ。
  期待にAカップの胸を躍らせ、蓮華を手に取り、先ずはプースーから啜ろう。
  前回は非乳化のすっきりとした味わいだったが、今回はと言うと、
  白濁した色や、大量の背脂が浮いた状態から想像される通り、
  コッテリ感の有る、中々に胃袋にズシッと来る感じ。
  甘味が強めで、醤油ダレは然程立っておらず、味の全体の輪郭はぼやけている。
  然し、其れを大蒜の刺激がパンチを齎して呉れる。
  野菜には卓上の醤油ダレをドレッシング感覚でぶっ掛けて頂く。
  量は少な目だが、今の僕には丁度良い。
  麺はと言うと、以前は、硬めで御願いしないとテロンテロンで、
  個人的に余り好みではなかったが、今回は普通で御願いするも、
  テロンテロンと言う感じは無く、気持ち硬めの茹で上げと言った食感。
  一本一本が短めで、啜り易さは有るが、豪快に啜ると言った感じではない。
  そして、今年に入ってから、劇的に旨さが増したと言う要因が豚だ。
  昔は豚には一切の期待が持てなかったが、角煮に使う様なバラ肉の塊で、
  煮崩れしている程にトロントロンで、箸で持ち上げられない程。
  豚の脂身の部位なのか、背脂の塊なのかの区別が出来ない位に軟らかい。
  欲を言えば、味付けがもっと確りと濃いと良いのだが。
  別皿で、卓上の醤油ダレに暫く浸してから頂いてみたい感じ。
  今年に入って、格段に旨くなったと言うのは、今年の数少ない朗報だ。
  つけ麺も頂いてみたいわね。