続・ROCK‘N’ROLL退屈男

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「らあめん 満来」【新宿西口】

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◆「らあめん 満来」【新宿西口】

 ◎「チャーシューざる」一三五〇円

 …昨日。
  今週も遂に始まってしまい、四連休明けだったので、如何も心身が重たい。
  霜月も終わろうとしており、金曜日からは師走ではないか。
  一年なんて、実に、あっと言う間、光陰矢の如しだ。
  結局、此の一年と言うもの、負の仕事しかしておらず、明るい話題は皆無。
  首を括ろうかと考えてしまうわね、全く…。
  さて、話は遡って月曜日。
  四連休明けの此の日も、朝から池袋に出向き、社会復帰を果たす。
  午後からはBOOK厚木に出掛けねばならず、一先ず、新宿を目指す。
  何だか、空腹を全く感じず、食欲も無いのだが、何かを頂こう。
  先週は「ラーメン二郎 新宿歌舞伎町店」に二週連続で御邪魔したので、
  今回は「ラーメン二郎 新宿小滝橋通り店」で、つけ麺なんて良いかなと思い、
  歌舞伎町とは違って治安の良い小滝橋通りを北上する。
  「蒙古タンメン 中本」、「龍の家」、共に待ちが発生しているぞ。
  嫌な予感を抱えた儘、黄色い看板に到着すれば、何てこったい、ゆとりの行列。
  店頭に蹲んで、入口を塞いでいる様な輩と同じ空気を吸いたくないので退散…。
  流石に、線路を跨いで、「ラーメン二郎 新宿歌舞伎町店」に行く気力は無い。
  時間も勿体無いので、「カレーハウス CoCo壱番屋」で済まそうと、
  新宿西口思い出横丁の表通りの店舗を覗けば、何てこったい、如何見ても満席。
  何なんだ、一体!
  新しく「プレミアム昼マンデー」とか何かでも始めたのか!?
  もう、こう成ると選択肢は一つしか無い。
  大して腹も空いていないのに、「チャーざる」を頂かざるを得ないとは。
  もっと腹を減らした時に御邪魔するべきなのに…。
  余り乗り気ではないが、場所も近いので向かえば、流石に十四時とも成れば、
  店内で五名の待ち程度で、券売機で食券を購入し、待ち椅子に着席。
  程無くして食券の回収を受け、五分程で席に案内される。
  何てこったい、L字の丁度角っ子の一番食べ難い席だ。
  駄目な人間は何をしても駄目だな…。
  難しい位置から、何とか冷水を汲み、ホッと一息、出来上がりをヂッと待つ。
  厨房内は男性四人体制で、灘康次とモダンカンカンと同じ編成。
  店内音楽は相変わらずの変なフュージョン
  事前に食券も回収されて、回転も良いので、一〇分強で配膳される。
  先につけ汁の器、遅れて麺の皿。
  おおっ、良い感じの叉焼だな。
  先ずは麺を手繰り、叉焼の隙間に捻じ込む様にして浸して啜る。
  酸味の効いた、やや甘酸っぱい感じだが、「らぁめん ほりうち」では、
  此の酸味が効いていないので、矢張り、個人的には此方の方が好み。
  そして、動物系の出汁からは、鶏ガラの滋味深い旨味がじんわりと浮かび上がり、
  口内一杯に、止め処無く旨さが押し寄せ、昔乍らの昭和の味わいも感じられる。
  欲を言えば、毎度、つけ汁が温いのが何だが、猫舌の僕を気遣っての事だろう。
  そう解釈して置こう…。
  麺は御馴染みのピロピロとした平打ち麺で、加水率高目のツルツル食感。
  冷水で確りと〆られており、空腹ではなかったが、スルスル入って行く。
  「らぁめん ほりうち」の大盛りは三五〇グラム有ると言うが、明らかに、
  其れよりも量が多く、四〇〇グラムは有るのではなかろうか。
  さてと、些か怯んだ叉焼だ。
  つけ汁の器に沈んだ刻み叉焼から頂けば、ホロホロと解れる軟らかさ。
  其の出来栄えから、大振りの叉焼も期待が持てる。
  脂身も程好く付着し、プルンとしていて卑猥だ。
  赤身の部位は、ムチッとした弾力が有りつつも、軟らかさも兼ね備えており、
  実に瑞々しく、艶めかしい、何とも淫猥な食感を醸し出している。
  食べ切れるか危惧したが、何だかんだ、平らげられてしまうものだな。
  忘れ勝ちだが、麺麻も素晴らしく、単独で来店の女性客は男前にも、
  「メンマざる」を啜っていたが、何とも魅惑的だな。
  最後はつけ汁を全て飲み干し、腹がくちいが、BOOK厚木へと向かう…。