続・ROCK‘N’ROLL退屈男

続・ROCK‘N’ROLL退屈男 B面⇒https://twitter.com/RandR_taikutsu

「とんかつ 松乃屋」【本厚木】

イメージ 1

◆「とんかつ 松乃屋」【本厚木】

 ◎「ロースかつ&カキフライ定食」八三〇円+「ライス大盛り」無料

 …火曜日。
  つい此の間、マッカーサーが来たと思ったら、もう師走だ。
  本当、早い。
  本厄も、本厄らしい災難を齎しつつ、過ぎ去ろうとしている。
  後厄は一体、如何成ってしまうのだろうか。
  考えたくもないな…。
  さて、話は遡って火曜日、もう先月の話だ。
  此の日は朝からBOOK厚木へと出掛け、粛々と残務を熟す。
  正午を廻り、一先ず、昼御飯を摂りに外気を吸いに出る。
  今迄なら迷わず、「俺系らーめん 藤本」にでも向かっていただろうが、
  食傷気味、むっちりとした淫猥な食感の叉焼が期待出来なくなってしまい、
  又、川っ縁迄歩いて出掛ける気力が無くなってしまい、無難に近場を当たる。
  如何やら、世の中には、ラーメン以外の食べ物も有るらしいので、
  新宿で振られ続けた「カレーハウス CoCo壱番屋」にでも行こうかね。
  店に到着すれば、何てこったい、又しても満席の様で、とっとと諦める。
  何なんだ!?「カレーハウス CoCo壱番屋」が大流行しているのか?
  敢え無く振られ、当てを失くし、「一番街」へと辿り着く。
  そう言えば、総入れ歯、豚カツも暫く食べて居ないので、そうするか。
  「松乃屋」が先に出来、後から斜向かいに「かつや」が出来ると言う喧嘩腰。
  何方かと言うと、「松乃屋」の方が頂ける機会も少ないので此方へ。
  言わずもがなだが、牛丼の「松屋」の豚カツ業態で、寿司業態は「すし松」。
  空席も見え、店内に入り、先ずは券売機で食券を購入する。
  豚カツと言えば、ロース以外は考えられないので、更には期間限定で、
  牡蠣フライが有ると言うので、此の両方が味わえる物にしよう。
  白米の大盛りも無料と言うので、其の食券を購入してヨッコイショーイチ。
  食券を回収され、冷水を汲みに立ち、只管、出来上がりをヂッと待つ。
  牡蠣を揚げるのに少し時間が掛かると宣告されるも、一〇分弱で配膳される。
  此の手の店は、味は何だが、早いと言う点では良いな。
  さて、脇に添えられた檸檬を搾り、卓上のソースをドヴドヴとぶっ掛けて頂く。
  「ロースかつ」はと言うと、亜米利加合衆国産の冷却された豚肉を使用と言う。
  まあ、国産豚肉を使用している本格的な豚カツ専門店とは訳が違うので、
  軟らかく、脂身の部位は甘味が有り、赤身の部位はジューシーで、
  と言う訳には行かず、噛むとパキっと千切れる、パサつき気味の物だが、
  値段が値段なので、全く以って問題は無く、全て合点承知の上だ。
  油は、天然のヴィタミンEを豊富に含む、綿実油と玉蜀黍油を独自配合と言い、
  カラッと揚がっており、衣はサクッと、中々に悪くない。
  古い油で揚げられた日にゃ、喰えたもんではないからな…。
  豚肉は外国産だが、牡蠣は広島県産と言うから安心だ。
  外はサクッと、中の牡蠣はプリッと、磯の香りが感じられ、此れは良い。
  檸檬の爽やかな酸味も合い、別皿のタルタルソースを塗せば濃厚さが増す。
  白米が進み、国産の「あきたこまち」と言うから、此れ又、安心だ。
  此れが泰王国米だったら、げんなりにも程が有るからな…。
  千切りの甘藍には卓上の青紫蘇ドレッシングをぶっ掛けて平らげる。
  此れならば、牡蠣フライだけの「カキフライ定食」でも良かったかしら。